ちょいちょい香港へ渡航する私を毎回悩ませるのは、食事です。
香港に美味しい店は色々あるんでしょうけど、出張中の忙しい中、今いる場所でサクッと空腹を満たして栄養もしっかり摂って、と考えた時になかなかイイお店が見つからなかったりするんですよね。
例えば空港から市街地へ移動する時、時間がないと到着ロビーの中にあるセブンイレブンでこういう軽食を買って、
やり過ごすことも多いです。まあ、この『維他VITA』のレモンティーは大好きですけどね。^^
で、そんな慌ただしくも腹が減っている状況の時、もし身を置いている場所が繁華街エリアの場合私が重宝しているのが、
大家樂 カフェ・デ・コラル
です。
大家樂は香港式ファーストフード、と言われていますがハンバーガーとかじゃなくてご飯物や麺類のメニューもあります。だからファミレスの要素もある感じで、日本で言えば昔懐かしいドライブインの食堂みたいな感じかな?あれって日本ならではの世界観じゃないですか。そんな雰囲気。
では、実際に大家樂に行ってみた体験談をお届けしますよ。
大家樂(カフェ・デ・コラル)とは?
大家樂は1968年に創業のファーストフードチェーンです。香港以外だとマカオや中国本土、そしてカナダにもあります。うーん、カナダって華僑めちゃくちゃいそうですしね。
これがモンコックにある大家樂の外観。
香港に行ったことのある人だったら『あっ、見たことある!』ってなると思います。吉野家的に、繁華街に行けば大抵あります。でもって香港では吉野家も繁華街に行けば大抵あります。
このカフェ・デ・コラルはファーストフードにカテゴライズされているだけあって、普通のレストランよりはどのメニューも価格は割安。30〜50HKDくらいでお腹いっぱいになれます。
肌感としては、日本人とか観光客はあんまり行かないっぽいかなあ。ローカルの人でいつも賑わっているような気がします。なんだろう、せっかく香港に来たんだからこれぞ香港!っていうレストランに行こうとするんですかね。私に言わせれば大家樂こそが『これぞ香港』なんですが(笑)。
香港には茶餐廳(チャーチャンテン)というスタイルの飲食店もあるのですが、茶餐廳のテイストも、大家樂には入ってますね。
では、さっそく大家樂に行った時の模様をお伝えしますよ。
日本人が大家樂で食事をするとこうなる!
これはセントラル(中環)にある大家樂です。
料金は前払いです。
近年はこういうタッチパネルでの注文ができるみたいですけど、
カウンターで店員さんに注文することもできます。
この日は朝に行ったのでモーニングのメニューを頼みました。カフェデコラルって朝、昼、夕でメニューが変わるんですよ。昼以降はなんだろう、チーズ多めのこってりしたやつとかが出てくるな。
で、私は鶏肉、目玉焼き、トースト、ホットレモンティーという組み合わせのモーニングセットを店員さんに口頭(英語)で注文。大家樂の従業員はほぼ英語OK。
他にもあれこれ追加のメニューをおすすめされるんですけど、ひととおり営業された後で『That’s it』(これでいいです)とお断りを伝えて注文完了。
料理が出来上がると番号が表示されるので待ちます。
やってきた料理が、これ!
旅先ではどうしても栄養が偏りますから、タンパク質もしっかり摂ろうなんて思っちゃうんですね。ローカルな場所に行くのが億劫だという人はマクドナルドやスタバばかり行ってしまいがちですが、それはよろしくないと思う次第です。
このモーニング、味は普通でした。味はフツー。なぜか鶏肉にハチミツがかかってましたがまあ、普通に食べられました。
食事が終わったらトレーは返却しなくて大丈夫です。それ用のスタッフがいます。
香港では、食べた後のトレー返却はしないでいいところが多いです。いや、殆ど全部かな?マクドナルドとかケンタッキーとかでも放置して帰ってOK。
これは、片付けのスタッフの雇用がなくならないように、彼らの仕事として邪魔をしてはいけないということなんですね。日本だったら自分で片付けたら親切でえらい、ってなりますけど香港でそれをやると人の仕事を奪う行為になりますのでご注意を。
こういう、色んな価値観に触れるのも大事ですねえ。
それから、友人のイマイ氏と別の日(夜)に行った時のことも記録しておきます。
この時は旺角(モンコック)駅近くの大家樂に行ったんですが、イマイ氏は鴨肉の春雨ヌードルみたいなの食べてました。
味は、あっさりスープに対してよく味付けされた鴨肉がベストマッチングだったとのこと。
大家樂はですね、いわゆる中華とは全然違って、西洋と東洋が6:4くらいで混じった創作料理みたいなイメージですかね。
大家樂の「芝士焗肉醬意粉」が新メニュー「肉醬意粉拼忌廉汁焗雜菜」に入れ替わった模様。 pic.twitter.com/6h9EzFHfsI
— VHHH ✈ HKG (@VHHHHKG) January 16, 2019
一度、太子(プリンスエドワード)の大家樂に行った時、もう夜遅かったんで『もうこれしか作れない』って言われて、まさしくこういうの
↓
本日の昼飯。
現場近くの商場で大家樂
熱い新メニュー、 焗梅菜扣肉飯… 💪
梅菜扣肉超進化!🤭
青檸梳打 (ライムソーダ) で♡ HKD60 「焗梅菜扣肉飯」これは、美味しい 🤗 オヌヌメです。
粉嶺にて 👷🏻♂️ pic.twitter.com/gOaZGSPDX5— Masa (@MasaHKJP) December 2, 2024
を食べて、思いの外こってりしてたんでちょっと大変でした(笑)。でも、イタリアン中華(なんじゃそりゃ)な感じで、もうちょっと早い時間でお腹減ってたら美味しかったかもですね。
大家樂の行き方!どうやって探すのか
さてさて、この大家樂はどうやって行けばいいの?ということについてなんですが、非常に簡単です。
まず、大家樂のロゴを覚えておいて、街を歩けば発見できます(笑)。
もしくは、今は便利な時代でして、スマホの地図アプリで
大家樂
と打てば近くにある大家樂が数件ヒットすることでしょう。
要注意なのは、サーチする際は
大家楽
じゃなくて
大家樂
です。樂じゃないと出てこない可能性があるのでご注意を。
で、最後に微妙なことを申し上げますと、滞在日数が短い香港渡航の場合は、そうですね、大家樂に無理していくこともないかもしれません。味も日本人好みではないし、ガヤガヤして落ち着かない店内ですし。
これは日本でいう吉野家とかガストなんで、グルメな人だったらもうちょっと違う場所で食事をしそうな気もします。
それでも私が大家樂に好んで行くのは、香港ローカル風情を味わうのが好きだからでしょうね。高級ホテルでアフタヌーンティー、とかもシャレオツで素敵ですが、私は選ぶ宿も飲食店も、普通の日本人が行かなそうな場所がツボだったりします。
そんな話を聞いて面白そう、と思った人は迷わず香港初日から大家樂へ!
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