2026年10月6日、プロレスファンなら二度見してしまいそうなニュースが飛び込んできました。
武藤敬司さんがUber Eatsで昼食を注文。
ところが自宅へ料理を届けに来た配達パートナーが、なんとプロレスラーの高岩竜一さんだったというのです。[出典1]
武藤さんはジムに出かけていて不在。
応対した武藤さんの妻が高岩さんを見て驚き、「もう少しで主人が戻ります」と引き留めたものの、高岩さんは次の配達があるため帰っていったそうです。
武藤さんは高岩さんを新日本プロレス時代に「同じ釜の飯を食った仲間」と表現し、最後に「頑張れよ!!」とエールを送っています。[出典1]
私は高岩竜一と聞くと、UWFインターナショナルとの対抗戦で豪快なデスバレーボムを繰り出していた姿が今でも目に焼きついています。
私にとっては間違いなくプロレス界のヒーローの一人です。
だから最初にこのニュースを見た時、
「あの高岩がUber?」
と驚きました。
ただ、調べていくうちに少し印象が変わりました。
これは単純な、
「かつての有名レスラーが生活のために配達員になった」
という話として扱うべきではなさそうなのです。
高岩さんの人生を遡ってみると、むしろ昔から一貫しているものが見えてきます。
プロレスラーであることと、一生懸命働くことは何も矛盾しない。
今回は高岩竜一さんのキャリア、プロレスラーの収入事情、50代以降のレスラーのセカンドキャリアまで含めて、このニュースを考えてみたいと思います。
- 高岩竜一が武藤敬司の自宅へUber配達!何があった?
- 高岩竜一は2026年現在も現役プロレスラー
- 実は高校時代も新聞配達をしていた
- 高岩竜一は新日本で最初から期待されたエリートではなかった
- Uインターとの対抗戦あたりから「高岩竜一」が見えてきた
- それでも「給料半分」で新日本を辞めた
- 高岩竜一はプロレスだけで生活してきたわけではない
- 「元スターがUber」は寂しいことなのか?
- そもそもUber Eatsはプロレスラーと相性が悪くない
- 菊タローも「Uberは条件の悪い仕事ではない」と指摘
- プロレスラーはいくら稼ぐ?新日本の年俸を調べてみた
- 1980年代のトップレスラーは本当にすごかった
- 高岩竜一はいくら稼いでいた?
- プロレスラーの50代はかなり大変だ
- リングを降りた後、何をするのかという問題
- 現役レスラーが副業すると「寂しい」と言われる不思議
- 副業をするレスラーは格好悪いのか?
- 私は高岩竜一本人と握手したことがある
- デスバレーボムを決めた男が、今日は料理を届ける
- まとめ|「次の配達があるから」で帰った高岩竜一がカッコいい
- 参考資料・情報源一覧
高岩竜一が武藤敬司の自宅へUber配達!何があった?
発端は2026年10月6日に武藤敬司さんがXへ投稿した内容です。
武藤さんがUber Eatsで昼食を注文したところ、自宅へやってきた配達パートナーが高岩竜一さんでした。[出典1]
しかし武藤さん自身はジムへ行っていたため不在。
応対した妻が高岩さんに気づき、武藤さんがもうすぐ戻ることを伝えたものの、高岩さんは次の配達があるため帰ったというのです。
なんとも不思議な光景です。
1990年代の新日本プロレスを知る人なら、
武藤敬司の家へ高岩竜一がUber Eatsを届ける未来
など想像できなかったでしょう。
しかも個人的に妙に高岩さんらしいと思ったのが、
「武藤さんが戻ってくるなら待っています」ではなく、次の配達があるから帰った
という部分です。
仕事中なのだから、次へ行く。
実に真面目です。
高岩竜一は2026年現在も現役プロレスラー
ここは誤解しない方がいいでしょう。
高岩さんは「元プロレスラーがUber配達員へ転職した」というわけではありません。
1972年7月5日生まれで、2026年10月現在54歳。
現在もプロレスラーとしてリングに上がっています。
2026年9月26日にもhotシュシュで試合を行い、デスバレーボムで勝利しています。[出典2]
本人のXプロフィールにも「プロレスラー(フリー)」と記載されています。[出典3]
つまり現在の高岩さんは、
プロレスラー+プロレス以外の仕事
という働き方をしていると考えるのが自然です。
ただし、Uber Eatsでどの程度の日数・時間働いているのか、収入はいくらなのか、生活費のためなのかといった事情については、今回確認した公開情報からは分かりません。
「プロレスだけでは食えないからUberを始めた」と断定するのは避けるべきでしょう。
実は高校時代も新聞配達をしていた
今回調べていて、私が最も印象に残ったのがこれです。
高岩さん本人が2026年2月、自身のnoteでプロレスラーを目指した頃について書いています。
高校3年生当時、毎朝3時半に起き、約2時間の新聞配達をしてから一日を始めていたそうです。[出典4]
本人によると、家庭は経済的にかなり厳しかったとのこと。
大学進学も考えたものの、仮に進学しても奨学金を利用しながら新聞配達を続ける必要がある状況だったと振り返っています。[出典4]
その後、スポーツジムのインストラクターを目指す専門学校へ進み、新日本プロレスへの道を歩き始めます。
そう考えると、
高校生の高岩竜一――新聞配達。
54歳の高岩竜一――Uber配達。
その間に34年間のプロレス人生がある。
これは少し見え方が変わってきませんか。
高岩竜一という人は、そもそも「働くこと」を格好悪いと思うタイプではないのかもしれません。
これは本人の内面を断定しているのではなく、公開されている経歴から私が感じたことです。
高岩竜一は新日本で最初から期待されたエリートではなかった
高岩さんは1992年2月、新日本プロレスに入門。
同年7月21日、秋田県立体育館で小島聡さんを相手にデビューしました。[出典5]
同期には大谷晋二郎さん、永田裕志さん、ケンドー・カシンこと石澤常光さん、中西学さんらがいます。
かなり豪華な世代です。
しかし、高岩さんは最初からエリート街道を歩いた選手ではありませんでした。
高岩さん本人と同期の永田裕志さんが2025年に新弟子時代を振り返った対談でも、当時の厳しい道場生活や長州力さんとのエピソードが語られています。[出典6]
高岩さんについては「長州力から辞めろと言われた」というエピソードも当時を知る関係者によって語られています。[出典7]
ただし、「最初から高岩を辞めさせる目的でしごいていた」とする細部については、今回確認できた信頼性の高い一次資料だけでは完全には裏付けられませんでした。
したがって、そこまでを確定事実として書くことは避けます。
それでも、
同期の中で決して最初から最も期待された選手ではなかった
というキャリアだったことは、複数の回顧からうかがえます。
Uインターとの対抗戦あたりから「高岩竜一」が見えてきた
私自身の記憶では、高岩さんの存在感が急激に増してきたのは1990年代半ばです。
特にUWFインターナショナルとの対抗戦。
当時の高岩さんが豪快にデスバレーボムを繰り出す姿は、今でも強烈に記憶に残っています。
高岩さんはジュニアヘビー級でありながら、空中殺法中心ではありません。
ラリアット。
パワーボム。
デスバレーボム。
相手を力任せに叩きつけるようなスタイル。
やがて大谷晋二郎さん、金本浩二さんらとともに新日本ジュニアの中心選手となります。
1998年には大谷さんとのタッグで初代IWGPジュニアタッグ王者となりました。[出典8]
さらに2000年にはBEST OF THE SUPER Jr.で盟友・大谷さんを破り優勝しています。[出典9]
「ジュニアの超竜」と呼ばれた高岩竜一は、間違いなく1990年代後半から2000年代の日本ジュニアヘビー級を代表するレスラーの一人です。
それでも「給料半分」で新日本を辞めた
高岩さんのお金に対する考え方を知るうえで、もう一つ興味深いエピソードがあります。
2001年、高岩さんは長年所属した新日本プロレスを離れ、大谷晋二郎さんらとZERO-ONEへ移りました。
高岩さんの過去のインタビューには、
「給料が半分になっても橋本さんと……」
というタイトルが付けられています。[出典10]
つまり、少なくとも当時の高岩さんは、
収入が下がる可能性があっても、橋本真也さんと新しいプロレスをやることを選んだ
ことになります。
もちろん、だからお金に無頓着だったとまで断定することはできません。
しかし、
「最も給料が高い場所に居続ける」
ことだけを基準にプロレス人生を選んできた人ではなさそうです。
高岩竜一はプロレスだけで生活してきたわけではない
これも今回のUber騒動を考えるうえで重要です。
高岩さんは過去にも、プロレス以外の仕事に携わった経歴があります。
2009年前後には格闘技ジムで一般会員への指導や若手レスラーのコーチを担当したことが報じられています。[出典11]
また後年には株式会社iDENサービスとの関係も確認でき、2020年の記事では同社関係者として高岩さんが登場しています。[出典12]
2021年のプロレス大会でも「iDENサービス所属」と紹介されていました。[出典13]
したがって、
プロレス+別の仕事
という生き方自体が、高岩さんにとって突然始まったものではありません。
「元スターがUber」は寂しいことなのか?
今回のニュースへの反応で非常に興味深いのがここです。
ネット上では、
「元新日本の有名レスラーがUberをやらなければならないのか」
と驚く反応がある一方、
「元気で働いているならいいじゃないか」
「仕事に貴賎はない」
という趣旨の反応も見られます。
Yahoo!ニュースに付いたコメントを再掲したページでも、実際に「プロレスラーは引退後が大変だが、元気そうで何より」といった声がある一方、「なぜ現役プロレスラーが副業をしなければならないのか」とショックを受けるファンの声も確認できます。[出典14]
私はこの二つの感情は、どちらも理解できます。
「寂しい」と感じる人
この人たちが見ているのは、
リング上の高岩竜一
なのでしょう。
テレビで見る。
スポットライトを浴びる。
大観衆の前でデスバレーボムを決める。
IWGPのベルトを巻く。
そんなヒーローが自宅へ料理を運んでくる。
落差が大きいため、切なく感じるわけです。
「立派じゃないか」と感じる人
こちらが見ているのは、
54歳になった一人の働く男性
です。
仕事があれば働く。
プロレスの試合もする。
次の配達があるなら昔の同僚を待たずに次へ行く。
こちらの視点に立つと、むしろ潔い。
私は後者に近いです。
そもそもUber Eatsはプロレスラーと相性が悪くない
Uber Eats公式によると、配達パートナーは「1時間だけ」「週末だけ」「1週間毎日」といったように、自分の都合に合わせて稼働できます。報酬も週単位で受け取れます。[出典15]
配達依頼を受ける際には、予定配送料や推定時間などを確認してから受諾するか判断できます。[出典16]
これはフリーのプロレスラーには意外に相性のいい仕組みかもしれません。
プロレスは毎日試合がある仕事ではありません。
地方遠征もある。
試合前後には身体を休ませたい。
急にオファーが入る可能性もある。
固定シフトのアルバイトより、
「試合がない日に自分の判断で働ける仕事」
の方が使いやすい可能性があります。
Uber Eats自身も2026年の募集案内で、配達パートナーは個人事業主として好きな時間に稼働スケジュールを組めると説明しています。[出典17]
つまりUber配達を、
「他に仕事がない人が仕方なくする仕事」
と決めつける必要はありません。
菊タローも「Uberは条件の悪い仕事ではない」と指摘
今回のニュースを受け、同じプロレスラーの菊タローさんもXでUber配達について言及しています。
菊タローさんは配達系の仕事について、条件面から必ずしも悲観的に見る必要はないという趣旨の発信をしています。
Uber Eats公式情報では、報酬は予定時間、届け先数、交通状況、注文量、稼働中の配達パートナー数など複数要素から算出されます。[出典16]
2025年に試験導入されたフラットレートでは、実配達時間1時間あたり1,900円という計算例も公式から示されましたが、これは固定時給ではなく、特定制度における「計算例」です。[出典18]
したがって、
「Uberなら誰でも時給○○円」
と単純化することもできません。
それでも、自分で稼働時間を決められる点は、プロレスラーの副収入源として大きな利点でしょう。
プロレスラーはいくら稼ぐ?新日本の年俸を調べてみた
ここで当然気になる疑問があります。
そもそもプロレスラーはいくら稼げるのでしょうか。
これは簡単には答えられません。
新日本プロレスは選手全員の年俸一覧を公表していません。
そのため「中堅○万円」「新人○万円」と断定しているネット記事の数字には注意が必要です。
ただし、新日本プロレスへのインタビュー調査を基にした労働政策研究資料には非常に興味深い記述があります。
新日本では選手の収入の柱は年俸であり、
スター選手=年間数千万円規模
新人選手=年間数百万円程度
とされています。[出典19]
さらに若手については、人気だけで極端な格差をつけるのではなく、真面目に取り組む選手は数年間、年功序列的に年俸が上がる仕組みもあると説明されています。[出典19]
| 選手層 | 確認できる収入情報 |
|---|---|
| 新人 | 数百万円程度 |
| 若手~中堅 | 公開された統一額なし |
| 人気選手 | 人気・実績などにより上昇 |
| スター | 数千万円規模 |
| 超トップ | 時代によって1億円級の例・構想あり |
あくまで全選手共通の給与表ではありません。
特に中堅選手の年俸について、信頼できる一律の数字は今回確認できませんでした。
1980年代のトップレスラーは本当にすごかった
昔のプロレスファンほど、
「昔のレスラーはもっと稼いでいたのでは?」
と思うかもしれません。
実際、トップクラスはすごい金額でした。
1987年の週刊プロレスの記事を振り返ったベースボール・マガジン社の記事では、長州力さんについて、ファイトマネーやCM、キャラクター商品の副収入などを合わせ、
年収4000万円を下らないと見られていた
と紹介されています。[出典20]
さらに長州さん自身が後年、全盛期の最大年収について、当時プロ野球界で初の1億円プレーヤーとなった落合博満さんと同程度だった年が一度あったと明かしています。[出典21]
一方、時代をさらに遡るとまったく違います。
藤原喜明さんは新日本旗揚げ初期について、デビュー後でも月5万円程度で、会社の経営状態によってはそれすら支払われないことがあったと振り返っています。[出典22]
つまり、
「昔のプロレスラー=全員高収入」ではありません。
テレビ黄金期のトップスターが突出して稼いだ時代があった、という方が正確でしょう。
高岩竜一はいくら稼いでいた?
では高岩さん本人はどうだったのでしょう。
残念ながら、
新日本時代の高岩竜一さんの正確な年俸は今回確認できませんでした。
ここを推測で、
「全盛期は年収○千万円だった」
などと書くべきではありません。
ただ、高岩さんは1990年代後半にはジュニア戦線の中心選手となり、初代IWGPジュニアタッグ王者、BEST OF THE SUPER Jr.優勝などの実績を残しています。[出典8・9]
一方で2001年のZERO-ONE移籍では、収入減を受け入れてでも橋本真也さんについていったことを語っています。[出典10]
したがって、
「新日本時代からずっと経済的に苦しかった」
とも、
「スターだったから巨額の蓄えがあるはず」
とも言えません。
公開資料から分かるのはそこまでです。
プロレスラーの50代はかなり大変だ
高岩さんは2026年現在54歳。
一般社会ならまだ働き盛りですが、プロレスラーとして考えると事情が違います。
リングでは、
投げられる。
叩きつけられる。
走る。
飛ぶ。
受け身を取る。
そして翌日も生活する。
同期の永田裕志さんは2026年、58歳で現役を続ける身体について「年々、体にブレーキがかかっている」と話し、朝起きると身体が固まり、それをストレッチで動ける状態にしていく日常を明かしています。[出典23]
2026年8月に55歳で引退した天山広吉さんも、身体のしびれや下半身に力が入りにくくなったことなどを語っています。[出典24]
一方では72歳になっても現役を続ける藤波辰爾さんのような驚異的な例もあります。[出典25]
プロレスラーには一般的な会社員のような、
「60歳になったら定年」
という共通のゴールがありません。
続けられるなら続ける。
身体が動かなくなれば辞める。
所属団体との契約が終われば働き方も変わる。
非常に特殊な職業です。
リングを降りた後、何をするのかという問題
プロレス界ではセカンドキャリアそのものが課題になっています。
日本プロレス殿堂会も活動目的の一つとして、プロレスラーのセカンドキャリア支援を掲げています。[出典26]
元新日本プロレスの中西学さんは引退後について、
一般社会というまったく違う世界へ入ると「自分には何もできない」と感じた経験を率直に語っています。[出典27]
一方、小橋建太さんは引退後、事業や講演活動へ。
蝶野正洋さんもテレビ、イベント、講演などへ活動領域を広げています。[出典28]
天山広吉さんは2026年の引退後も新日本プロレスに残り、芸能活動や若手への助言などを期待されています。[出典29]
つまり、プロレスラーの第二の人生は一つではありません。
| 選手 | 50代以降・引退後の例 |
|---|---|
| 高岩竜一 | 現役+プロレス外の仕事 |
| 永田裕志 | 58歳でも現役 |
| 天山広吉 | 55歳で引退、会社に残る |
| 中西学 | 引退後に一般の仕事も経験 |
| 小橋建太 | 事業・講演活動 |
| 蝶野正洋 | タレント・イベント・講演 |
| 藤波辰爾 | 70代でも現役 |
むしろ高岩さんのように、
身体が動くうちから複数の仕事を持っておく
ことは、長い人生を考えれば合理的とも考えられます。
現役レスラーが副業すると「寂しい」と言われる不思議
これはプロレス独特の問題かもしれません。
ミュージシャンがライブ以外の仕事をしていても、それほど驚かれない。
俳優がアルバイトをしていても「下積み」と呼ばれる。
しかし、テレビで活躍したプロレスラーが別の仕事をすると、
「落ちぶれた」
という見方をされやすい。
なぜでしょう。
おそらく、プロレスラーには、
リングを降りてもスーパーヒーローでいてほしい
というファン心理があるからではないでしょうか。
ベンツに乗っていてほしい。
豪快に飲んでほしい。
大きな家に住んでいてほしい。
リング外でもスターでいてほしい。
その幻想と、
スマホを見ながら料理を届ける現実の高岩竜一。
そこにギャップがあります。
でも、それは高岩さんの問題ではありません。
ファンの中にある「プロレスラー像」と現実とのギャップです。
副業をするレスラーは格好悪いのか?
私はまったくそう思いません。
プロレスラーの井上京子さんも、現役時代に店を始めた際、「レスラーが何をやっているんだ」と批判された経験を明かしています。
しかし実際には、若い選手を店で雇い、給料を払って生活させる目的もあったと説明しています。[出典30]
リング以外で働くことと、
プロレスラーとしての価値は、
本来まったく別の話です。
高岩さんの場合も、
Uberをしている。
だからプロレスラーとして落ちた。
という論理にはなりません。
リングに上がれば高岩竜一です。
54歳になった2026年9月にもデスバレーボムで勝っています。[出典2]
それで十分ではないでしょうか。
私は高岩竜一本人と握手したことがある
私には高岩さんについて、個人的に忘れられない思い出があります。
昔、シアタープロレス花鳥風月の大会を観に行った時のこと。
出場していた高岩さんと少し話せる機会がありました。
握手をお願いすると、
ものすごく力強く握手してくれました。
嬉しかったですね。
テレビやリングで見ていた「ジュニアの超竜」が目の前にいる。
あのデスバレーボムの腕で握手してもらった。
プロレスファンとしては、それだけで思い出になります。
だから今回、
「高岩竜一がUberをやっている」
というニュースを見ても、私はそれほど悲しいとは思いません。
むしろ、
54歳になっても元気に働き、リングにも上がっている。
それなら十分嬉しいです。
デスバレーボムを決めた男が、今日は料理を届ける
考えてみれば、高岩竜一という人のプロレス人生は最初から順風満帆ではありませんでした。
高校時代には早朝の新聞配達。
新日本へ入門。
厳しい新弟子時代。
同期に遅れて頭角を現す。
Uインターとの対抗戦。
大谷晋二郎とのタッグ。
初代IWGPジュニアタッグ王者。
BEST OF THE SUPER Jr.優勝。
新日本を退団。
ZERO-ONE。
フリー。
コーチ。
一般の仕事。
そして54歳になった2026年もリングへ上がる。
その合間にUber Eatsの配達もする。
こう並べると、
「元スターがUber配達員になった話」
ではないと思うのです。
むしろ、
「34年間プロレスラーを続けている男が、今日も働いている話」
です。
まとめ|「次の配達があるから」で帰った高岩竜一がカッコいい
今回のニュースで私が一番好きなのは、やはりここです。
武藤敬司さんの妻から、
「もう少しで主人が戻ります」
と言われた。
普通なら昔の仲間です。
少しくらい待って、武藤さんと再会してもよさそうです。
でも高岩さんは、
次の配達があるから帰った。
プロレスラーとしてどうこう以前に、仕事をしている人として真面目だなと思います。
高校生の頃には朝3時半から新聞を配っていた少年が、やがて新日本プロレスへ入りました。[出典4]
長州力さんに怒られながら道場で生き残り、同期たちに遅れながらも這い上がった。
そしてデスバレーボムという必殺技を手に入れ、「ジュニアの超竜」と呼ばれるようになった。
私はUインターとの対抗戦で暴れていた高岩竜一を今でも覚えています。
私にとってはプロレス界のヒーローの一人です。
だからこそ、
Uberの配達をしていたからといって、その価値が1ミリでも下がるとは思いません。
リングではデスバレーボム。
街ではUber。
どちらも仕事です。
何より54歳になった今も身体が動き、試合ができて、仕事ができる。
昔握手してもらった一ファンとしては、
元気で頑張ってくれているだけで嬉しい。
健康には十分気をつけて、これからも試合に仕事に頑張っていただきたいと思います。
そしてもし自宅でUberを頼んで、玄関を開けたら高岩竜一が立っていたら――。
私は料理より先に、
「デスバレーボム、ずっと見てました」
と言ってしまうと思います。
参考資料・情報源一覧
本記事は以下の本人発信、公式資料、報道などを参考に作成しています。(2026年10月7日時点)
本人・プロレス関連資料
- [出典1]日刊スポーツ|武藤敬司宅へ高岩竜一がUber配達
- [出典2]アイスリボン関連試合記録|2026年高岩竜一試合結果
- [出典3]高岩竜一 Xプロフィール
- [出典4]高岩竜一 note|プロレスラーを目指す
- [出典5]BBMスポーツ|大谷晋二郎&高岩竜一デビュー25周年
- [出典6]永田裕志のゼァ!チャンネル|高岩竜一と地獄の新弟子時代
- [出典7]STRONG STYLE HISTORY|高岩竜一と長州力のエピソード
- [出典8]Wrestling-Titles.com|IWGPジュニアタッグ選手権史
- [出典9]NJPW WORLD公式|2000年BOSJ 高岩竜一vs大谷晋二郎
- [出典10]週刊ファイト|高岩竜一インタビュー
- [出典11]多重ロマンチック|高岩竜一とS-KEEP
- [出典12]ECのミカタ|iDENサービスと高岩竜一
- [出典13]バトル・ニュース|iDENサービス所属・高岩竜一
今回のニュース・仕事・収入
- [出典14]コメヤフ|武藤敬司・高岩竜一ニュースへの反応
- [出典15]Uber公式|日本でUberの配達をする
- [出典16]Uber公式|配達パートナーの報酬体系
- [出典17]Uber公式|2026年配達パートナー募集
- [出典18]Uber公式|フラットレート試験導入
- [出典19]日本労働組合総連合会総合生活開発研究所|スポーツ選手の「2つの引退」と社会保障のすき間
- [出典20]BBMスポーツ|1987年の長州力は年収4000万円以上!?
- [出典21]スポニチ|長州力が明かした全盛期の年収
- [出典22]文春オンライン|藤原喜明が語る新日本黎明期の給料
ベテランレスラーとセカンドキャリア
- [出典23]スポニチ|58歳・永田裕志が語る現役生活
- [出典24]集英社オンライン|55歳・天山広吉が引退を決めた理由
- [出典25]集英社オンライン|72歳・藤波辰爾が現役を続ける理由
- [出典26]日本プロレス殿堂会|セカンドキャリア支援
- [出典27]Number Web|中西学が語るプロレスラーのセカンドキャリア
- [出典28]蝶野正洋公式サイト|プロレス・現在の活動
- [出典29]スポーツナビ|天山広吉引退会見
- [出典30]日刊ゲンダイ|井上京子が語る現役レスラーと店経営



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