少林寺レーシングの元ネタは何?「ショウリンジ」交番絶叫の意味と逮捕報道の真相

ショウリンジ 話題

2026年10月、TikTokなどのSNSで「ショウリンジじゃー!」と叫ぶ動画が話題になっています。

交番に向かって突然大声を出して走り去ったり、110番に電話をかけて同じ言葉を叫んだりする行為が、SNS上で「少林寺レーシング」と呼ばれているのです。[出典1・2]

一体、何が元ネタなのでしょうか。

結論からいうと、少林寺レーシングは一部の配信者が始めたと報道されていますが、最初の投稿者や「ショウリンジ」という掛け声の詳しい由来は、今回確認した情報では特定できませんでした。

また、関連する報道には中学生の逮捕事例も登場しますが、逮捕の理由は交番で叫んだことではなく、自転車でパトカーの通行を妨害した疑いです。[出典3]

今回は、少林寺レーシングの意味や元ネタ、なぜ流行したのか、少林寺拳法との関係、迷惑行為の違法性まで、確認できる事実と未確認情報を分けて解説します。

少林寺レーシングとは何?「ショウリンジ」の意味を解説

少林寺レーシングとは、SNS上で広がっている、警察施設や110番通報を対象にした迷惑行為を指す呼び名です。

2026年10月8日のFNN報道では、埼玉県入間市の交番で突然大声を上げて走り去る動画や、千葉県我孫子市の公衆電話から110番に電話して「少林寺じゃー!」と叫ぶ動画が紹介されました。[出典1]

翌9日には東海テレビも、愛知県内で同様の行為が見られると報じています。[出典2]

「レーシング」は正式な団体名なの?

「少林寺レーシング」という名称が、法人や正式な団体の名称として登録されていることは、今回の調査では確認できませんでした。

報道では、SNS上で使われている呼び名として紹介されています。[出典1]

そのため、同じ掛け声を使っている人たちが、全員一つの組織に所属していると考えるのは適切ではありません。

「ショウリンジじゃー!」にはどんな意味がある?

掛け声として「ショウリンジ」「少林寺じゃー!」が使われていることは、報道された動画から確認できます。[出典1・2]

しかし、その言葉に特別な意味が込められているのか、何かの作品や人物のセリフを引用したものなのかについては、信頼できる説明を確認できませんでした。

現時点では、意味が確立された流行語というより、動画内で繰り返し使われる掛け声として理解するのが適切でしょう。

少林寺レーシングの元ネタは何?最初の投稿者は誰?

最も気になるのは、誰が最初に始めたのかという点です。

FNNは、一部の配信者が始めたものとされ、その後、動画を見た若者による模倣が広がったと報じています。[出典1]

ただし、今回確認した報道には、最初の動画の投稿日、元投稿のURL、発祥者を裏付ける資料は示されていません。

元ネタについて分かっていること

疑問調査結果
最初に始めたのは誰?特定できず
最初の投稿はいつ?確認できず
発祥した地域は?特定できず
元ネタとなった作品はある?確認できず
掛け声が広がった経緯は?SNSでの投稿と模倣が報道されている
正式な団体なの?確認できず

[出典1・2]

SNSでは、ある投稿が広く拡散されても、それが本当の最初の投稿とは限りません。

別の動画を見て再現したものかもしれませんし、削除された先行投稿が存在する可能性もあります。

したがって、再生回数の多い投稿者を発祥者と決めつけることはできません。

また、未成年とみられる投稿者の氏名、学校名、個人アカウントなどを追跡することは、本記事の目的ではありません。

なぜ「少林寺」なの?少林寺拳法とは関係がある?

「少林寺」という言葉から、武道の少林寺拳法を連想する人もいるでしょう。

しかし、今回の調査では、少林寺レーシングと少林寺拳法の公式な関係を示す資料は確認できませんでした。

少林寺拳法はどんな団体?

少林寺拳法は、1947年に宗道臣が日本で創始した武道です。

公式サイトによれば、中国の少林拳や少林武術とは別の団体・体系として位置づけられています。[出典4]

一方、少林寺レーシングは、警察施設などでの掛け声や迷惑行為をめぐってSNS上で使われている呼び名です。

両者を同じ団体として扱う根拠はありません。

名前が似ているだけで関係があるとはいえない

少林寺レーシングという名称に「少林寺」が含まれていても、それだけで少林寺拳法の関係者が参加しているとはいえません。

また、少林寺拳法側が少林寺レーシングを公認したという資料も、今回の調査では確認できませんでした。

名前の由来そのものが不明な以上、「少林寺拳法をまねて始まった」と断定することも避けるべきでしょう。

少林寺レーシングで逮捕者は出た?交番と110番の行為を区別

この話題で特に注意したいのが、迷惑行為と逮捕報道を一括りにしないことです。

実際に報道されている行為は、少なくとも次のように分けられます。

行為報道された内容法律上の注意点
交番で叫ぶ突然大声を出して逃げる動画状況や業務への影響によって判断が異なる
110番で叫ぶ緊急性のない電話で掛け声を発する動画虚偽通報や業務妨害などが問題になり得る
自転車で危険走行パトカーの前で蛇行・割り込み道路交通法違反や公務執行妨害などが問題になり得る

[出典1・2・3]

交番で「ショウリンジ」と叫んだだけで逮捕される?

掛け声を発したという事実だけで、必ず逮捕されるわけではありません。

ただし、警察官の職務を妨げたり、周囲に危険を生じさせたりする行為であれば、状況に応じて法的責任が問題になる可能性があります。

FNNの報道では、愛知県警が教育委員会に注意喚起し、警察施設で叫んで逃走するなどの行為について、法律に抵触すれば検挙の対象になると警告したことが紹介されています。[出典1]

つまり、警察の警告は「叫んだら必ず逮捕」という意味ではありません。

110番にいたずら電話をした場合は?

110番は、事件や事故など緊急の対応が必要な場合に利用する通報番号です。[出典5]

緊急性のない目的で電話をかけ、警察の対応を妨げれば、行為の内容や回数などによって法的責任が問われる可能性があります。

FNNは、香川県で不要な110番通報を約9時間に451回繰り返したとして、80歳の女性が逮捕された別の事例も紹介しています。[出典1]

ただし、この事例は少林寺レーシングの参加者が逮捕されたという意味ではありません。

110番への迷惑通報が警察業務に与える影響を説明するための、別の事例です。

名古屋ライドと少林寺レーシングは同じ?逮捕容疑を比較

少林寺レーシングの報道では、「名古屋ライド」という言葉も登場します。

名古屋ライドは、名古屋市周辺で少年らが自転車による集団走行を行う活動について、SNS上で使われている呼び名です。[出典3]

2026年9月29日には、14歳の男子中学生2人が公務執行妨害などの疑いで逮捕されたと報じられました。

名古屋ライドの逮捕事例

テレビ愛知によると、2人は2026年7月11日、名古屋市港区の国道で約380メートルにわたって自転車を低速で蛇行させ、パトカーの前に割り込んで停止するなどして、警察官の職務を妨害した疑いが持たれています。[出典3]

警察は2人の認否を明らかにしていません。

ここで重要なのは、逮捕容疑が「ショウリンジと叫んだこと」ではない点です。

2つの呼び名の違い

比較項目少林寺レーシング名古屋ライド
主に報道された行為交番での絶叫、110番への迷惑通報自転車の集団走行、パトカーへの妨害
呼び名の由来掛け声の「ショウリンジ」名古屋での自転車集団走行
主な問題警察業務への迷惑・妨害危険走行、警察車両への妨害
逮捕報道個別の叫び声動画との直接的な対応関係は未確認2026年9月に中学生2人の逮捕を報道
同一組織か判断できない判断できない

[出典1・2・3]

両者には、SNSで動画が拡散されていることや、警察に対する挑発的な行動が見られるという共通点があります。

しかし、共通点があるからといって、同じ団体が組織的に行っていると断定することはできません。

また、逮捕された2人についても、逮捕された段階で有罪が確定したわけではありません。

なぜ意味不明な掛け声が流行る?SNSで模倣が広がる理由

ここからは、報道された事実を踏まえた玄ちゃんの考察です。

少林寺レーシングの掛け声は、詳しい由来が分からなくても、短く覚えやすいという特徴があります。

そして、動画の内容も、掛け声を出してその場から立ち去るという、視覚的に理解しやすいものです。

こうした特徴は、SNS上で模倣されやすい条件の一つになっている可能性があります。

短い言葉が共通の合図になる

SNSの流行では、言葉の意味そのものよりも、「同じことをしている」と伝わることが重視される場合があります。

「ショウリンジ」という掛け声も、意味が明確でなくても、同じ言葉を使うことで一つの流行に参加しているような感覚を生む可能性があります。

ただし、これは動画の特徴から考えられる仮説であり、参加者全員の動機を確認したものではありません。

警察への挑発が注目を集める構造

交番やパトカーは、見る人がすぐに場所や状況を理解できる対象です。

そこに予想外の行動を組み合わせることで、短い動画でも視聴者の注意を引きやすくなると考えられます。

しかし、注目されやすいことと、行為が許されることは別です。

FNNの取材では、こうした行為を否定的に受け止める高校生の声も紹介されています。[出典1]

玄ちゃんは、この話題で本当に考えるべきなのは、掛け声の面白さではなく、再生回数を得るために公共機関の業務を妨げる行動が模倣されてしまう点だと考えます。

少林寺レーシングは今後どうなる?警察の警告とSNSの課題

2026年10月9日時点では、少林寺レーシングという名称で広がる迷惑動画について、警察による注意喚起が報じられています。[出典1・2]

一方、個々の動画について、誰が投稿したのか、どの行為が立件されたのか、どのような処分が行われたのかを網羅的に示す公的資料は、今回の調査では確認できませんでした。

今後、警察が具体的な事案について発表すれば、動画の内容と適用された法律を一つずつ確認する必要があります。

SNSで見かけた動画をそのまま転載する場合も、投稿者の身元特定につながる情報を広めたり、迷惑行為を面白がって再拡散したりしない配慮が必要でしょう。

まとめ|少林寺レーシングの元ネタは未特定、逮捕報道との混同に注意

少林寺レーシングとは、交番で「ショウリンジ」と叫んだり、110番に迷惑通報をしたりする動画に関連して、SNS上で使われている呼び名です。

一部の配信者が始めたと報道されていますが、最初の投稿者や掛け声の詳しい由来は確認できませんでした。

また、少林寺拳法との公式な関係を示す資料も見つかっていません。

逮捕報道については、名古屋ライドの中学生2人が自転車でパトカーの通行を妨げた疑いで逮捕された事例と、交番で叫ぶ動画を区別する必要があります。

「ショウリンジと叫んだら逮捕される」という単純な話ではなく、実際に何をしたのか、その行為がどのような影響を与えたのかによって判断は異なります。

流行の元ネタを調べる際にも、未確認の発祥者情報や個人の身元を拡散せず、確認できる報道と公的情報を基に判断することが大切です。

参考資料・情報源一覧

本記事は、以下の報道・公式資料を参考に作成しています。(2026年10月9日時点)

報道資料

公式資料

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