副業で成功したいなら「何をやらないか」を決めよう。WEB起業12年で学んだ時間のトレードオフ

ビジネス

私、玄ちゃんが個人で展開するWEB起業の世界に入ってから、12年が経過しました。

そして、個人のビジネス指導に携わるようになってからも、10年になります。

これまで自分自身でブログや情報発信のビジネスに取り組み、また、これから副業を始めたい人、すでに取り組んでいるけれどなかなか結果が出ない人など、さまざまな方と接してきました。

そんな経験の中で、何度も実感してきたことがあります。

それは、

「何をやるか」と同じくらい、「何をやらないか」が重要である。

ということです。

個人起業を学ぶ場所では、よく耳にする考え方かもしれません。

しかし、これを実際の生活に落とし込むとなると、なかなか難しいものです。

特に、会社員や主婦・主夫として日々の生活を送りながら、副業でWEBビジネスに挑戦する人にとっては、避けて通れない問題だと思っています。

今回は、私自身の副業時代を振り返りながら、限られた時間をどう使うべきなのか、そして何を手放すべきなのかについて考えてみたいと思います。

副業で結果を出したい。でも、1日は24時間しかない

会社員として働きながら、ブログビジネスを始める。

あるいは、家事や育児をしながら、自分の収入源を作ろうとする。

そうした挑戦は素晴らしいことだと思います。

会社からの給与だけに頼らず、自分の力で収入を得られるようになる。

さらに、将来的には働く場所や時間を自分で選べるようになりたい。

そんな目標を持つこと自体は、何も悪いことではありません。

ただし、ここで大きな問題があります。

1日は24時間しかないのです。

例えば、会社員のお父さんがいたとします。

会社の仕事をバリバリこなし、家事や育児にも積極的に参加する。

さらに、キャリアアップのために英語や資格取得の勉強を続け、趣味の時間も楽しむ。

健康のために運動し、睡眠もしっかり確保する。

そして、そのうえでブログを毎日更新し、WEBビジネスの勉強にも取り組む。

……いやいや、無理でしょう(笑)。

少なくとも、これらすべてに十分な時間とエネルギーを注ぎ、短期間で大きな成果を出そうとするのは、相当に難しいことです。

もちろん、仕事や家庭の状況によって使える時間は違いますし、少しずつ積み重ねる方法もあります。

しかし、副業にまとまった時間を投入したいのであれば、すでに埋まっている予定のどこかを見直さなければなりません。

新しいことを始めるというのは、単に予定を一つ追加することではないのです。

「やること」を増やすだけでは、いつか限界が来る

副業を始めたばかりの頃は、どうしても「やるべきこと」に目が向きます。

ブログの開設方法を覚える。

記事を書く。

SEOを勉強する。

SNSで情報発信する。

アクセス解析を確認する。

新しいツールを試す。

こうして、やることは次々に増えていきます。

しかも、WEBビジネスの世界では、新しいノウハウや便利なサービスが次から次へと登場します。

あれも必要、これも必要。

そんな情報に接しているうちに、いつの間にか一日の予定がぎっしり埋まってしまう。

ところが、時間を使っている割には、肝心の記事が増えていない。

勉強ばかりして、実践が進んでいない。

そんな状態になってしまう人もいます。

私は、ビジネス指導の仕事を通じて、こうした悩みに何度も接してきました。

ここで必要になるのが、「今はやらないこと」を決める判断です。

すべてを同時に進めるのではなく、今の目標に直結する行動を優先する。

逆に、優先順位の低いことは、いったん後回しにする。

これも、個人起業家に必要な仕事の一つだと考えています。

私の副業時代は、とにかくブログに時間を使っていた

では、私自身はどうだったのか。

副業としてWEBビジネスに取り組んでいた頃のことを振り返ってみます。

まず、睡眠時間だけは極端に削らないようにしていました。

というより、単純にそれが嫌だったのです(笑)。

寝不足の状態で仕事をするのはつらいですし、集中力も落ちます。

だから、睡眠時間を削ってまで作業することは、できるだけ避けようと考えていました。

その代わり、ほかの時間はかなり大胆に使い方を変えました。

自由時間があれば、とにかくブログを書く。

ブログのネタを探す。

記事の構成を考える。

情報発信ビジネスについて学び、次に何をするべきかを考える。

当時の私にとって、WEBビジネスは単なる暇つぶしではありませんでした。

将来的に自分の働き方を変えるための、重要な挑戦だったのです。

だからこそ、ほかのことに使っていた時間を、できる限りそちらへ振り向けようとしていました。

家事や育児を妻に任せていたことについて

当時、家事や育児の多くは妻に任せていました。

今振り返ると、これは決して誰にでも勧められる方法ではありません。

私が副業に時間を使えた背景には、家庭を支えてくれる妻の存在があったわけです。

その負担を当然のこととして考えてはいけませんし、家族との役割分担は、本来それぞれの家庭で話し合って決めるべきものだと思います。

副業で結果を出すことができたとしても、その過程で家族との信頼関係を失ってしまったら、何のために頑張ったのか分からなくなってしまいます。

当時の私が選んだ方法には、そうした課題もあったということです。

会社員時代、仕事への向き合い方も変えた

もう一つ、私が大きく変えたのは、会社での時間の使い方でした。

それまでの私は、会社の仕事にかなりのエネルギーを注いでいました。

しかし、副業を本格的に進めるようになってからは、仕事の優先順位を見直すようになりました。

必要な仕事はきちんとこなす。

その一方で、自分から仕事を増やしたり、必要以上に会社の業務を抱え込んだりすることは避ける。

社内での雑談も、以前と比べて極端に少なくなりました。

当時は、仕事の合間にブログのネタを考えたり、記事タイトルを練ったりしていたこともあります。

正直に言えば、仕事をしているふりをしながら、副業のことを考えていた場面もありました。

もちろん、これは現在の私が推奨する働き方ではありません。

会社の勤務時間には雇用契約上の責任がありますし、職場のルールを守ることは当然です。

副業をするなら、勤務時間外に取り組むことや、必要に応じて会社と働き方を相談することが基本になります。

ただ、当時の私はそれほどまでに、自分の事業に時間を使いたいと考えていたのです。

社長に「サボります」と宣言したこともある

会社を辞める前の約1年間には、さらに思い切ったことをしました。

当時の社長に、自分の仕事への向き合い方を変えたいと相談したのです。

私はそのとき、半ば冗談交じりに「サボります」と宣言しました。

そして、必要な業務を果たすことを前提に、従来のように仕事を抱え込まない働き方について了承してもらいました。

なかなか変わった交渉だったと思います(笑)。

周囲の社員から見れば、「最近、あの人は以前ほど仕事をしていないな」と映っていたかもしれません。

実際、よく思われていなかった可能性もあります。

それでも私は、会社での評価をさらに高めることより、自分の事業を育てるための時間を確保することを優先しました。

ただし、こうした働き方ができたのは、当時の職場環境や社長との関係があったからです。

誰もが同じ交渉をできるわけではありません。

大切なのは、職場の責任を放棄することではなく、自分がどこに時間とエネルギーを使いたいのかを明確にすることだと思います。

初心者が最初に投資できるのは「時間」である

副業を始めたばかりの人は、まだ十分なビジネススキルを持っていないことが多いでしょう。

当然ながら、最初から大きな収益が得られるわけでもありません。

外注に使えるお金が少なければ、自分で調べ、自分で考え、自分で作業する必要があります。

では、そんな人が何を投資できるのか。

私は、まず「時間」だと思っています。

もちろん、時間をかければ必ず成功するわけではありません。

間違った方向に100時間努力しても、望んだ結果が出ないことはあります。

しかし、経験も資金も少ない段階では、学びと実践を繰り返すための時間が必要です。

記事を一本書いてみる。

反応を確認する。

なぜ読まれなかったのかを考える。

次の記事で改善する。

この繰り返しによって、少しずつ判断力や技術が身についていきます。

時間を使って経験を得る。そして、経験を積むことで、同じ作業に必要な時間を減らしていく。

これが、私の考える副業の成長過程です。

トレードオフとは、何かを得るために何かを手放すこと

ここで重要になるのが、「トレードオフ」という考え方です。

トレードオフとは、あるものを得ようとすると、別のものを諦めたり、減らしたりする必要がある関係を指します。

例えば、休日にブログの記事を書く時間を3時間確保したとします。

その3時間は、映画を観たり、ゲームをしたり、買い物に出かけたりする時間としても使えたはずです。

しかし、その日の自分はブログを選んだ。

つまり、ほかの選択肢を手放すことで、ブログを書く時間を手に入れたわけです。

副業では、このような選択が日常的に発生します。

そして、何を優先するかによって、半年後や1年後の状況は変わっていきます。

ただし、ここで誤解してはいけないことがあります。

何かを犠牲にすれば、それだけで成功できるわけではありません。

睡眠時間を削ったからといって、必ず収入が増えるわけではありません。

家族との時間を減らしたからといって、事業が軌道に乗る保証もありません。

重要なのは、何を手放すかだけでなく、手に入れた時間を何に使うかなのです。

「やらないこと」を決めるときの3つの判断基準

では、具体的に何をやめればよいのでしょうか。

私なら、次の3つの基準で考えます。

1. 今の目標に直接つながる行動か

例えば、ブログで収益を得ることが当面の目標なら、記事の企画、執筆、改善などは優先順位が高くなります。

一方、使う予定のないツールの勉強や、必要以上のデザイン調整は、後回しにできるかもしれません。

もちろん、デザインが重要な場面もあります。

しかし、まだ記事が数本しかない段階で、細かな装飾に何日も使う必要があるのか。

そこは考えたいところです。

2. 今やらなくても、大きな問題が起きないか

やめることを考える際には、その行動を減らした場合の影響も確認します。

例えば、何となく見ている動画やSNSの時間なら、比較的減らしやすいでしょう。

しかし、家族との約束や健康管理、仕事上の責任は、単純に削ってよいものではありません。

同じ1時間でも、その意味は大きく違います。

3. 一時的に減らすのか、完全にやめるのか

何かを手放すといっても、永久にやめる必要はありません。

副業を始めた最初の3か月だけ、趣味に使う時間を少し減らす。

週末の予定を月に数回だけ見直す。

資格の勉強は、現在の目標が一区切りつくまで延期する。

このように、期間を区切って優先順位を変える方法もあります。

私は、すべてを極端に切り捨てるより、こうした調整の方が長く続けやすいと考えています。

家族や健康まで犠牲にするのは、本末転倒

ここまで、時間を確保するために何かを手放す必要がある、という話をしてきました。

しかし、何でもかんでも削ればよいというものではありません。

特に、健康と家族との関係については慎重であるべきです。

副業を頑張った結果、体調を崩して本業にも支障が出る。

家族との会話がなくなり、関係が悪化する。

そうなってしまったら、本末転倒です。

そもそも、WEBビジネスに挑戦する理由は何でしょうか。

収入を増やしたい。

働く時間を自分で決めたい。

家族と過ごす時間を増やしたい。

好きなことに挑戦できる生活を手に入れたい。

そうした目標を持っている人も多いはずです。

だとすれば、その目標を達成するために、最も大切なものを壊してしまっては意味がありません。

私自身も、副業時代の時間の使い方を振り返ると、必ずしも理想的だったとは思いません。

だからこそ、今ならこう伝えたいのです。

「何をやらないか」を決める前に、「何を守りたいか」も決めておく。

これは、長くビジネスを続けるうえで重要なことだと思います。

時間を投資した先に、どんな暮らしを手に入れたいのか

私はこれまで、WEBビジネスに多くの時間と労力を費やしてきました。

学習にも、実践にも、お金を使ってきました。

もちろん、すべてが順調だったわけではありません。

思うような結果が出ないこともありましたし、判断を間違えたと感じることもあります。

それでも、長年の経験を通じて身につけた知識や技術は、自分の仕事の選択肢を広げてくれました。

以前よりも、自分で仕事の進め方を考えたり、取り組む内容を選んだりできるようになったと感じています。

そして、年齢を重ねるにつれて、私自身が大切にしたいものも変化してきました。

若い頃のように、ただひたすら仕事を増やすことだけが目標ではありません。

健康を維持すること。

家族との時間を大切にすること。

興味のある仕事に取り組むこと。

そうしたことにも、以前より意識を向けるようになりました。

もちろん、仕事と生活のバランスは、一度整えたら永遠に維持できるものではありません。

状況が変われば、また優先順位を考え直す必要があります。

だからこそ、トレードオフという考え方は、副業を始めた頃だけでなく、その後の人生でも役に立つのだと思います。

まとめ:「何をやらないか」は、自分の人生をどう使うかという問題

副業でWEBビジネスを始めると、どうしても新しい知識や作業を増やすことに意識が向きます。

しかし、1日は24時間しかありません。

何かに本気で取り組もうとすれば、別の何かに使っていた時間を見直す必要があります。

私自身、副業時代にはさまざまなことの優先順位を下げ、ブログや情報発信ビジネスに時間を振り向けてきました。

その判断が役立った部分もあれば、今振り返って反省する部分もあります。

だから、私は「成功したければ何でも犠牲にしろ」とは言いたくありません。

むしろ、大切なのは、自分にとって何が必要で、何を守り、何を後回しにできるのかを考えることだと思っています。

「何をやるか」を決めることは、目標を選ぶこと。

「何をやらないか」を決めることは、その目標のために自分の人生の時間をどう使うかを選ぶこと。

そんなふうに考えています。

人生100年時代と言われますが、今日という日は一度しかありません。

限られた時間を、できるだけ自分が納得できることに使っていきたいものですね。


この記事は、筆者が約12年間にわたってWEBビジネスに取り組み、約10年間、個人のビジネス指導に携わってきた経験をもとにした個人的な考察です。副業の成果や適切な時間配分は、仕事・家庭・健康などの状況によって異なります。

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