映画『犯罪都市』でわかる韓国文化|朝鮮族・加里峰・強力班・カラオケ・ゲームセンターを解説

映画 犯罪都市 エンタメ

マ・ドンソク主演の韓国映画『犯罪都市』。

引用 https://www.banger.jp/movie/46807/

私はこのシリーズは劇場で全部観てますが、やっぱり1作目が今のところ、一番面白いと思っています。

マ・ソクト刑事とチャン・チェンの対決だけでも十分楽しめる映画ですが、日本人が観るとストーリーとは別のところで、

「ここって本当にソウル?」

「なんで中国人がこんなにいるの?」

「韓国の刑事って拳銃を持っていないの?」

「あのカラオケみたいな店は何?」

「強力班って何?」

「ヤクザなのに、なぜ“社長”って呼んでるの?」

と、いろいろ気になるところがあります。

実は、この疑問を一つずつ調べていくと、『犯罪都市』は韓国社会を知る教材としてかなり面白い映画です。

特に重要なのが、舞台となるソウル・加里峰洞(カリボンドン)。

引用 http://aroimiki.blog.fc2.com/blog-entry-976.html

ここは単なる「治安の悪い街」ではありません。

韓国の高度経済成長を支えた工業地帯の労働者街から、中国朝鮮族が多く暮らす多文化地域へ変化してきた、ソウルでも独特の歴史を持つ場所なのです。[出典3]

そこでこの記事では、『犯罪都市』を観た日本人が気になりそうな韓国文化を、映画の設定と現実世界を照らし合わせながら解説します。

※映画の内容に触れるため、一部ネタバレを含みます。

そもそも『犯罪都市』の舞台・加里峰洞はどんな場所?

まず押さえておきたいのが、

加里峰洞は田舎ではありません。

れっきとしたソウル特別市内です。

行政区分ではソウル南西部の九老区(クログ)にあります。

しかし映画を観ていると、

狭い路地。

古い商店。

雑居ビル。

市場。

中国語の看板。

小さな飲食店。

といった風景が続くため、

「ソウルってこんな感じなの?」

と思うかもしれません。

私たち日本人がイメージしやすい明洞、江南、汝矣島などのソウルとは、かなり景色が違います。

加里峰洞は「ソウルの旧工業地帯の生活街」

加里峰洞の歴史は、近くにあった九老工団と密接に関係しています。

ソウル歴史博物館の資料によると、1965年に九老工団の造成が始まって以降、加里峰洞は工場で働く労働者たちの生活拠点として発展しました。[出典3]

つまり、日本でたとえるなら、

巨大都市の中心部から少し離れた、昔からの町工場・労働者住宅・商店街が混在する地域

をイメージすると近いでしょう。

映画の加里峰洞が「都会なのに下町っぽい」のはそのためです。

2000年代から中国朝鮮族の街へ

さらに1980年代末以降、工業構造が変化すると外国人労働者が流入。

2000年代には中国朝鮮族が多く暮らす地域となりました。

ソウル市によると、2012年時点では中国朝鮮族が加里峰洞人口の約30%、6,625人を占めていました。[出典6]

中国食材を扱う市場や延辺系の飲食店なども形成されます。

だから『犯罪都市』では、

韓国の首都ソウルにいるのに、中国東北部の文化が混ざった独特の街

が描かれているわけです。

『犯罪都市』に出てくる「朝鮮族」って中国人?韓国人?

ここは日本人には非常に分かりにくいところです。

映画に登場するチャン・チェンたちは、日本語版では「中国から来た朝鮮族」などと説明されます。

引用 https://news.kbs.co.kr/news/pc/view/view.do?ncd=3560877

「中国人なの?韓国人なの?」

と思いますよね。

簡単に整理すると、

中国国籍を持つ朝鮮系民族

です。

中国では朝鮮族(朝鮮語ではチョソンジョク)と呼ばれ、中国東北部、とりわけ吉林省の延辺朝鮮族自治州などに大きなコミュニティーがあります。

韓国と中国が国交を樹立した1992年以降、仕事などを求めて韓国へ渡る中国朝鮮族が増加。

同じ朝鮮語を使用できることなどから、加里峰洞や大林洞などにコミュニティーが形成されていきました。[出典7]

映画で、

韓国語を話している。

でも中国人扱いされる。

中国料理を食べている。

中国へ帰るという話が出る。

という、一見ややこしい描写が出てくるのはこのためです。

注意!黒竜組=韓国に住む朝鮮族ではない

ここは非常に重要です。

『犯罪都市』は2004年に起きた「王建伊派」事件と、2007年に加里峰洞周辺で摘発された「黒蛇派」の事件をモチーフにしています。[出典2]

そのため映画の背景には実際の犯罪事件があります。

しかし、

チャン・チェンたち=朝鮮族の一般的な姿

ではありません。

韓国では『犯罪都市』などの映画が、朝鮮族を「怖い人」「犯罪者」として描きすぎているのではないかという研究・批判も存在します。[出典4]

韓国中央日報系のKorea JoongAng Dailyも、韓国映画における朝鮮族の犯罪者イメージと、それによって地域住民が受ける影響を取り上げています。[出典7]

実際、『犯罪都市』の撮影時にも加里峰洞の住民から、地域が危険な街として描かれることへの懸念が出ていました。[出典7]

映画はあくまで犯罪組織を描いたエンターテインメントです。

加里峰洞という街や朝鮮族コミュニティー全体を、チャン・チェンたちのイメージで理解するのは避けた方がよいでしょう。

『犯罪都市』の「強力班」とは?日本の警察なら何課?

マ・ソクトが所属しているのが「強力班」です。

日本語字幕では「強行班」と訳される場合がありますが、

「特殊部隊みたいなもの?」

と思った人もいるかもしれません。

実際にはもっと普通の刑事警察に近い組織です。

韓国警察庁には現在も「強力犯罪捜査課」が存在し、殺人、変死、放火、強盗・窃盗などの重大犯罪を担当しています。[出典8]

ざっくり比較すると、

『犯罪都市』日本で近いイメージ
強力班警察署の刑事課・強行犯係
強力犯罪捜査捜査一課系
マ・ソクト強行犯担当の刑事
班長捜査チームの現場責任者

完全に同じ組織制度ではありませんが、日本人が理解するなら、

「殺人・強盗・暴力事件などを扱う刑事チーム」

と考えれば十分でしょう。

マ・ソクトたちが私服で街を歩き回り、暴力団関係者や飲食店主などから情報を集めているのも、刑事捜査を担当しているからです。

韓国の警察官は拳銃を持っていないの?

『犯罪都市』を観ていて、かなり気になるのがこれです。

相手は刃物を持った凶悪犯なのに、

刑事たちが拳銃を抜かない。

マ・ソクトに至っては、ほとんど素手です。

「韓国の警察は拳銃を持っていないの?」

と思ってしまいます。

結論からいうと、

韓国警察にも拳銃はあります。

韓国の警察公務員法では、職務遂行に必要な場合、警察官は武器を携帯できると定められています。[出典9]

また警察官職務執行法には、拳銃や小銃などの武器を使用できる条件も明確に規定されています。[出典10]

ただし使用条件は厳格です。

基本的には、本人や第三者の生命・身体に重大な危険が迫り、ほかの手段では制止できない場合などに限定されています。

日本の警察との違い

日本では「警察官等拳銃使用及び取扱い規範」で、制服を着て勤務する警察官は原則として拳銃を携帯するとされています。[出典11]

そのため、

制服警官=腰に拳銃

という姿を日本人は見慣れています。

一方、韓国では拳銃だけでなく、警棒、電子衝撃器など複数の装備が使われます。

したがって、

「韓国警察には銃がない」

ではなく、

日本と比べると拳銃が警察官の姿を象徴する装備として見えにくい

と理解する方が正確です。

そして『犯罪都市』の場合、そもそもマ・ソクトが素手で悪党を倒すこと自体が映画最大の見せ場です。

ここは警察制度の再現と「マ・ドンソク映画」の演出を分けて考えた方がよいでしょう。

劇中のカラオケスナックは韓国では普通なの?

『犯罪都市』には、個室で酒を飲みながら歌える店が何度も登場します。

日本人からすると、

「スナック?」

「キャバクラ?」

「カラオケ?」

「クラブ?」

と分類に困ります。

韓国には歌と酒を組み合わせた業態が複数存在します。

代表的なのが、

ノレヨンスプチャン(노래연습장)=カラオケボックス

タンランジュジョム(단란주점)=団欒酒店

ユフンジュジョム(유흥주점)=遊興酒店

などです。

引用 https://clubjupiter.soulmatecompany.co.jp/archives/183

韓国の法令では、団欒酒店は主に酒類を販売し、客が歌うことのできる営業。

遊興酒店は酒類を販売し、接客従事者や遊興設備を置くことができ、客が歌ったり踊ったりできる業態とされています。[出典12]

一方、普通のノレバン(カラオケボックス)は別の営業形態です。

つまり、

「韓国のカラオケ=全部夜のお店」ではありません。

日本と同じように、若者や家族が普通に利用するカラオケもあります。

『犯罪都市』に登場する店は、単純な若者向けカラオケボックスではなく、酒や接待を伴う夜の繁華街側の業態として描かれています。

日本でいう「スナック」「ラウンジ」「カラオケ付きクラブ」などが混ざったイメージで見ると分かりやすいでしょう。

なぜヤクザのボスを日本語字幕で「社長」と呼ぶの?

これも面白いところです。

イス組のチャン・イスなど、裏社会の人物なのに、

「社長」

という呼び方が出てきます。

「韓国の暴力団は会社組織になっているの?」

と思ってしまいます。

しかし、「社長」と呼ばれたからといって、その組織が普通の株式会社という意味ではありません。

韓国語では「サジャンニム(사장님)」という呼び方が、会社経営者や店舗経営者に対して広く使われます。

そして『犯罪都市』の組織ボスたちは、実際にゲームセンターやナイトクラブなどの商売を持っています。

つまり、

組織のボス+店の経営者

という二つの顔が重なっています。

日本の反社会的勢力でも「会長」「社長」など一般企業と同じ肩書が使われる場合がありますが、韓国語の「サジャンニム」は日常的な敬称としても非常に広く使われます。

したがって字幕の「社長」を、

「正式な株式会社の代表取締役」

とまで受け取る必要はありません。

「店のオーナー」「ボス」「社長さん」くらいのニュアンスが重なった呼称と考えると自然です。

イス組が経営しているゲームセンターは普通のゲーセン?

チャン・イスの拠点として登場するゲームセンターも、日本人にはかなり不思議です。

「韓国ではヤクザがゲームセンターを経営しているの?」

という疑問が出てきます。

まず、韓国にも日本と同様、普通のアーケードゲームを置いたゲームセンターは存在します。

現在の韓国法でも、

青少年ゲーム提供業

と、

一般ゲーム提供業

は明確に区別されています。

青少年ゲーム提供業は全年齢向けゲームを提供する業態。

一般ゲーム提供業では、青少年利用不可のゲームを設置することができます。[出典13]

つまり、

中高生が普通に遊ぶゲームセンター自体は当然存在します。

しかし『犯罪都市』で描かれているチャン・イスの店は、それとは性格が違います。

韓国映像資料院の作品資料では、劇中に「바다이야기 사장(海物語の店主)」という役まで記録されています。[出典14]

韓国では2000年代半ば、「海物語(바다이야기)」などをめぐる射幸性ゲーム・違法換金問題が大きな社会問題になりました。

韓国文化体育観光部も2006年の「海物語」問題以降、違法な射幸性ゲーム場への取り締まりを続けています。[出典15]

そのため映画のゲームセンターは、

日本の繁華街にある普通のゲームセンター

より、

換金・賭博性を帯びた大人向けゲーム場

に近いイメージで見る方が適切です。

なお映画の設定は2004年で、「海物語」問題が韓国社会で大きく表面化したのは2006年前後です。

したがって、映画のゲーム場描写を「2004年当時の実態を完全に再現した資料」とまで断定するのは避けた方がよいでしょう。

王午少年が売っていた揚げパンみたいな食べ物は何?

マ・ソクトがかわいがっている少年・王午(ワンオ)。

彼の店先にある、

ねじれた揚げパンのような食べ物

が気になった人もいるでしょう。

あれは韓国の、

クァベギ(꽈배기)

です。

引用 https://namu.wiki/w/%EA%BD%88%EB%B0%B0%EA%B8%B0

小麦粉などを使った生地をねじり、油で揚げて砂糖などをまぶした食べ物。

日本語で表現するなら、

韓国式ツイストドーナツ

が一番分かりやすいでしょう。

映画でもかなり印象的な小道具になっています。

マ・ソクトはチャン・イスに王午の店の商品代を払わせます。

劇中では80個のクァベギを持ち帰らせる場面があり、チャン・イスがその数に驚くというギャグになっています。

王午を演じているのはオム・ジソンで、韓国映像資料院のキャスト情報でも「왕오(王午)」として確認できます。[出典14]

引用 https://namu.wiki/w/범죄도시%20시리즈/등장인물/기타%20등장인물

クァベギ自体は裏社会の食べ物でも中国朝鮮族限定の食べ物でもありません。

韓国の市場や昔ながらのパン屋などで見かける庶民的なおやつです。

映画の殺伐とした世界の中に、

近所の少年が揚げ物を売っている普通の日常

が存在していることも、『犯罪都市』の面白さです。

チャン・チェンが食べる真っ赤な料理は何?

もう一つ、食文化で強烈なのがチャン・チェンの食事です。

真っ赤な大量のザリガニのような料理を豪快に食べています。

これは、

麻辣龍蝦(マーラーロンシャ/マラロンシャ)

系の料理です。

中国ではザリガニを香辛料と唐辛子などで味付けした料理が広く食べられています。

2025年には韓国の農民新聞も『犯罪都市』の食文化を取り上げ、映画に登場する麻辣龍蝦と羊肉料理を紹介しています。[出典16]

これも加里峰洞という舞台と関係しています。

中国朝鮮族のコミュニティーでは、中国東北部・延辺地域などの食文化が持ち込まれました。

そのため映画には、

羊肉。

羊肉串。

餃子。

牛肉麺。

麻辣系料理。

など、一般的な「韓国料理」のイメージとは違う食べ物が多数登場します。

『犯罪都市』を観て、

「韓国映画なのに中華料理ばかり食べてない?」

と感じるのは正しいのです。

それこそが加里峰洞という舞台を表現する文化的ディテールだからです。

マ・ソクトはなぜ暴力団のボスたちと普通に話している?

日本の刑事ドラマに慣れていると、もう一つ不思議なのがこれです。

マ・ソクトは、

毒蛇組。

イス組。

飲食店主。

夜の店の関係者。

などと日常的に顔を合わせています。

しかも、完全に敵対しているわけではありません。

街でトラブルが起きると、

「お前ら揉めるな」

という感じで双方を押さえ、地域のバランスを保っています。

もちろん現実の韓国警察が暴力団をこのように管理しているという意味ではありません。

映画的にかなりデフォルメされています。

ただし、『犯罪都市』が描こうとしているマ・ソクトは、単純に事件発生後だけ動く刑事ではありません。

地域の裏社会まで含めて人間関係を把握している「地回り型の刑事」

なのです。

だから朝鮮族商店主とも顔見知り。

チャン・イスとも顔見知り。

地元の少年・王午とも仲がいい。

この「街全体を知っている刑事」という設定が、後から来たチャン・チェンとの決定的な違いになります。

チャン・チェンは暴力で街を支配しようとする。

マ・ソクトは人間関係で街を把握している。

最終的に住民が警察へ協力する展開も、この構造の延長線上にあります。

映画の加里峰洞は現在もあんな雰囲気なの?

ここは2026年現在の記事だからこそ触れておきたいところです。

答えは、

映画とまったく同じではありません。

そもそも映画の物語は2004年が舞台です。

すでに22年前です。

さらに加里峰洞では再開発が進んでいます。

ソウル市は2026年、加里峰洞一帯について、Gバレー(九老・加山デジタル団地)に近い住宅地域として大規模な再整備を進めています。

加里峰1区域では約2,000世帯、最高50階規模の住宅計画も示されています。[出典5]

つまり、

『犯罪都市』の加里峰洞=現在の加里峰洞

ではありません。

映画は2000年代初頭の街を舞台にした作品として見る必要があります。

実は『犯罪都市』は「韓国人vs朝鮮族」という映画でもない

最後に、文化面から見ると重要なポイントがあります。

表面だけ見ると、

韓国人刑事マ・ソクト

vs.

中国から来た朝鮮族チャン・チェン

という構図に見えます。

しかし劇中をよく見ると、それほど単純ではありません。

チャン・イスも朝鮮族。

王午も朝鮮族。

延吉食堂の人々も朝鮮族。

そして彼らはチャン・チェンの被害者でもあります。

最後には地域住民が警察へ協力します。

つまり本来の構造は、

韓国人vs朝鮮族

ではなく、

街の秩序を守ろうとする人々vs街を暴力で支配しようとする犯罪者

と読むこともできます。

ただし一方で、朝鮮族を凶悪犯罪者として描く韓国映画が繰り返されてきたことについては、韓国内でも批判的研究があります。[出典4]

この両面を見ることが大切でしょう。

『犯罪都市』には実際の犯罪事件という背景があります。

同時に、それを娯楽映画として大幅に脚色しています。

だから、

「映画に出てくる文化的背景は本物。しかし、そこに登場する犯罪者をコミュニティー全体の姿だと思ってはいけない」

という見方が、この作品を文化面から楽しむうえでは一番バランスがよいと思います。

まとめ|『犯罪都市』はソウルの「もう一つの顔」が見える映画

『犯罪都市』を文化という視点から見直すと、アクションとは別の面白さが見えてきます。

舞台となった加里峰洞は田舎ではありません。

韓国最大の都市ソウルの中にありながら、九老工団の労働者街として発展し、その後、中国朝鮮族が多く暮らす多文化地域へ変化した街です。

だから映画の中には、

中国語。

延辺訛り。

中国料理。

羊肉。

麻辣龍蝦。

クァベギ。

カラオケ酒店。

ゲーム場。

昔ながらの市場。

狭い路地。

といったものが同時に存在しています。

そしてマ・ソクトたちが所属する「強力班」は、日本でいう刑事課・強行犯捜査系に近い部署。

韓国警察にも拳銃はありますが、日本の制服警官と同じ感覚で常に拳銃が強調されるわけではありません。

「社長」という呼び方も、必ずしも普通の株式会社社長という意味ではなく、店の経営者やボスに対する韓国語の呼称文化が関係しています。

こうした背景を知ってからもう一度『犯罪都市』を見ると、

「チャン・チェンが怖い映画」から「2000年代のソウルの一角を丸ごと再現した映画」

へ少し見え方が変わります。

個人的には、マ・ソクトが王午の店でクァベギを食べたり、地元の店主と雑談したりする何気ない場面こそ重要だと思います。

あの街は最初から「犯罪都市」だったわけではありません。

普通に働き、食べ、商売し、暮らしている人々の街にチャン・チェンがやって来た。

だからこそマ・ソクトが守ろうとしているものが、単なる「治安」ではなく、

その街の普通の日常

なのだと分かります。

その視点で見ると、『犯罪都市』はかなり味わいの違う作品になるのではないでしょうか。

参考資料・情報源一覧

本記事は以下の公式資料、公的資料、報道、研究資料を参考に作成しています。(2026年10月6日時点)

映画・舞台設定

朝鮮族・加里峰洞

韓国警察・店舗文化

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