ポロロは韓国でどれほど人気?ソウルの街で見つけた8つの実例と「子どもたちの大統領」の理由

韓国 ポロロ エンタメ

韓国を代表するアニメキャラクターといえば、ペンギンの男の子「ポロロ」 です。

韓国では「子どもたちの大統領」という意味の「ポトンリョン(뽀통령)」という愛称まであるほど、親しまれてきたキャラクターです。

では、実際の韓国でポロロはどれほど親しまれているのでしょうか。

結論から言うと、ソウルでは街中でポロロを発見することができ、韓国では当たり前のように市民の生活の中にポロロがいます。日本から韓国に向かう飛行機の中でも、機内放送で子ども向けにポロロが配信されていることも多いです。

玄ちゃんは、これまでソウルを訪れた際、地下鉄の駅、スーパー、コンビニ、ダイソー、商業施設など、さまざまな場所でポロロの姿を撮影してきました。

というのも、ポロロ日本語版の仕事にちょっと関わっていまして、リサーチをしてきたんです。

また、ポロロのアニメーション製作に関わるオコン(OCON)の本社を訪れた際にも、社内フロアでポロロの存在を確認しています。

こうした写真を振り返ると、ポロロは単にテレビで人気のアニメではなく、韓国の街や日常生活にも入り込んだキャラクターだと感じます。

この記事では、玄ちゃんが撮影したオリジナル写真を紹介しながら、韓国でのポロロの人気を検証します。

さらに、韓国の公共放送EBSや韓国映画振興委員会(KOFIC)の資料を使い、放送開始からの歴史、劇場版の観客動員数、日本での展開についても調べました。

韓国でポロロはどれほど人気?

結論からいうと、ポロロは韓国で長年にわたり高い知名度と人気を獲得してきた、代表的な子ども向けアニメキャラクターです。

その根拠の一つが、2003年の放送開始から20年以上にわたり作品が展開されていることです。

韓国の公共放送EBSは2023年、ポロロの放送20周年を記念した特別ドキュメンタリーを制作し、ポロロを韓国の「国民的キャラクター」として紹介しました。[出典1]

また、韓国学中央研究院が運営する『韓国民族文化大百科事典』でも、ポロロは子どもたちから高い人気を得たアニメとして紹介されています。[出典2]

この記事では、その人気を、作品の歴史、ソウルでの観察、映画の観客動員数という異なる角度から検証していきます。

韓国では「子どもたちの大統領」と呼ばれる

ポロロには、韓国で「뽀통령(ポトンリョン)」という愛称があります。

これは、ポロロの韓国語表記「뽀로로」と、大統領を意味する「대통령」を組み合わせた呼び方です。

日本語では「子どもたちの大統領」などと説明されます。

韓国学中央研究院の百科事典でも、この愛称が紹介されています。[出典2]

もちろん、実際に何かの役職に就いているという意味ではありませんが、2017年には当時の大統領だった文在寅氏がソウルの上岩洞で開かれた第4次産業革命委員会発足式で、人工知能キャラクターロボット「ポロロ」と話している姿が報じらています。

引用 https://japanese.joins.com/JArticle/234276?sectcode=200&servcode=200

このことを見ても、ポロロが韓国で大きな存在感を持っていることが窺えます。

2003年の放送開始から続く人気

『ポンポン ポロロ(뽀롱뽀롱 뽀로로)』は、2003年11月27日に韓国のEBSで放送を開始しました。[出典2]

物語の舞台は、雪と氷に囲まれた村。

好奇心旺盛なペンギンのポロロが、恐竜のクロン、キツネのエディ、シロクマのポビー、ビーバーのルーピーなどの仲間と、さまざまな出来事を経験します。

登場人物たちは、ときに失敗したり、意見がぶつかったりしながら、友達との付き合い方を学んでいきます。

EBSが2023年に放送した20周年記念番組では、作品を見て育った視聴者たちの歩みも振り返っています。[出典1]

2003年に幼児だった人は、2026年には成人しています。

つまり、ポロロは現在の子どもたちだけでなく、幼い頃に作品を見て育った世代にも接点があるキャラクターなのです。

ソウルの街でポロロを探してみた

ここからは、玄ちゃんがソウルとその周辺で撮影したポロロの写真を紹介します。

今回の特徴は、観光施設だけではなく、地下鉄駅や日常的な買い物の場所でもポロロを見つけていることです。

なお、写真はそれぞれ撮影した当時の様子を示すもので、2026年現在の設置状況や販売状況を保証するものではありません。

明洞駅のホームでもポロロを発見

最初に紹介するのは、ソウル地下鉄4号線の明洞駅です。

明洞といえば、観光客が多く訪れるソウル有数の繁華街。

そんな場所の地下鉄ホームでも、玄ちゃんはあちこちでポロロを見つけました。

ポロロが登場するのは、子ども向け施設や玩具売場だけではありません。

地下鉄の駅のように、さまざまな年代の人が利用する公共空間でも姿を見かけることがあるのです。

明洞駅近くにあったポロロ時計塔

次は、明洞駅の近くで撮影したポロロの時計塔です。

キャラクターのモニュメントが街中に設置されている光景は、韓国でのポロロの存在感を象徴するものの一つだと感じます。

特に印象的なのは、ポロロが単なる商品パッケージではなく、街の景観の一部として登場していることです。

ダイソーでもポロロを発見

韓国のダイソーでも、玄ちゃんはポロロのキャラクターを見つけました。

ダイソーは、日用品や生活雑貨を購入するために利用する店舗です。

そのような場所にポロロの商品が並んでいたことは、ポロロが映像作品の世界だけにとどまらず、日常的な買い物の対象にもなっていることを示しています。

コンビニで見つけたポロロ

韓国のコンビニでも、ポロロの商品を見つけました。

こうした売場にキャラクターが登場していると、子どもがアニメを視聴していない時間にも、ポロロと接する機会が生まれます。韓国のコンビニでは、どこでもまずポロロ商品が陳列されています。

玄ちゃんが興味深いと感じるのは、このような日常的な接点です。

スーパーマーケットにもポロロ商品があった

スーパーマーケットでも、ポロロのキャラクターが使われた商品を撮影しています。

ポロロを使った商品が複数の業態で見つかったことは、キャラクター展開の幅広さを考える手がかりになります。

板橋のオコン本社で見たポロロ

次は、一般の観光客が気軽に訪れる場所とは少し違います。

玄ちゃんはソウル近郊にある、ポロロのアニメーション製作に関わるオコン(OCON)の京畿道城南市板橋(パンギョ)にある本社を訪れ、社内フロアでもポロロの姿を撮影しています。

オコンは、ポロロのアニメーション製作に関わってきた企業です。韓国映画振興委員会の作品データベースでも、劇場版ポロロの製作会社として名前が確認できます。[出典3]

蚕室ロッテワールドの旧ポロロパーク

ソウルの蚕室にあるロッテワールドには、かつてポロロをテーマにした子ども向け施設「ポロロパーク」がありました。

玄ちゃんは、その施設が営業していた頃の様子も撮影しています。

お土産売り場でしっかりグッズを買い込み。

キャラクターを使った遊び場は、映像作品を視聴するだけでなく、実際に体を動かしたり、家族で時間を過ごしたりする体験型の展開です。

ポロロがテレビアニメから施設ビジネスへと広がっていたことを示す事例として興味深いものがあります。

COEXモールにあった旧ポロロPラウンジ

もう一つ、玄ちゃんが撮影していたのが、ソウル・江南エリアのCOEXモールにあった「ポロロPラウンジ」です。

こちらも、現在は閉業している施設として紹介します。

ポロロの世界観を商業施設の中で体験できる場所が存在したことは、キャラクター展開の幅広さを示しています。

ソウルで見つけたポロロを一覧で比較

ここまでの観察を整理すると、次のようになります。

撮影場所場所の性格ポロロとの接点
明洞駅ホーム公共交通駅利用者の目に触れる
明洞駅近くの時計塔街中のモニュメント景観の一部として登場
ダイソー生活雑貨店キャラクター商品
コンビニ日常の買い物キャラクター商品
スーパーマーケット日常の買い物キャラクター商品
オコン本社・板橋アニメーション製作関連企業製作側の社内展示
旧ポロロパーク子ども向け施設体験型のキャラクター展開
旧ポロロPラウンジ商業施設体験型のキャラクター展開

※この表は玄ちゃんの現地撮影記録を整理したものです。

なぜ韓国ではポロロが長く愛されている?

ポロロが長く親しまれてきた理由を考えるには、作品そのものの特徴に注目する必要があります。

子どもが理解しやすい物語

ポロロの物語では、登場人物たちが日常の小さな出来事を通じて、友達との関係や協力することの大切さを学んでいきます。

EBSは20周年記念番組の紹介で、子どもが共感できる物語と楽しさを提供し続けてきたことを、作品の変わらない価値として説明しています。[出典1]

難しい設定を理解しなくても楽しめることは、幼い子どもにとって重要な特徴でしょう。

友達同士の個性がはっきりしている

主人公のポロロだけでなく、クロン、エディ、ルーピー、ポビー、パティなど、仲間たちにもそれぞれ個性があります。

いたずら好きなキャラクター、発明が得意なキャラクター、面倒見のよいキャラクターなど、性格の異なる仲間が一緒に暮らしています。

子どもは、こうしたキャラクターの違いを楽しみながら、物語に親しむことができます。

親世代にも接点がある

ポロロは2003年に放送を開始し、2023年に20周年を迎えました。[出典1・2]

そのため、幼い頃にポロロを見ていた世代が成長し、今度は自分の子どもと一緒に作品に触れることも考えられます。

ポロロは映画でも人気?観客動員数を調査

ポロロの人気を数字で考えるうえで役立つのが、劇場版映画の観客動員数です。

韓国映画振興委員会(KOFIC)が運営する映画情報データベースでは、劇場版ポロロの観客数が公開されています。

今回は、異なる時期に公開された3作品を比較しました。

劇場版ポロロの観客動員数

韓国公開年作品韓国の累計観客動員数
2013年『Pororo: The Racing Adventure』931,953人
2023年『PORORO POPSTAR ADVENTURE』388,215人
2025年『Pororo movie Underwater adventure』431,287人

[出典3・4・5]

※KOFICの作品別データベースに掲載された数値です。2026年9月時点の掲載値を参照しています。再上映やデータ更新により変動する場合があります。

2013年の『Pororo: The Racing Adventure』は、韓国国内で約93万人を動員しました。[出典3]

一方、2023年公開作は約39万人、2025年公開作は約43万人です。[出典4・5]

2013年作品と比べると、近年の2作品は観客動員数が少なくなっています。

しかし、2023年と2025年にも数十万人規模の観客を集めている点は見逃せません。

観客動員数から何が分かる?

このデータから分かるのは、ポロロが長期間にわたり劇場版を公開し、一定規模の観客を集め続けていることです。これが、国民的アニメと言われる所以です。

一方、作品ごとの興行成績の違いには、公開規模、競合作品、宣伝、上映期間など、さまざまな条件が関わります。

そのため、観客数の減少だけを理由に、ポロロの人気が低下したと断定することはできません。

また、劇場版の観客数は、テレビアニメや配信動画の視聴者数、キャラクター商品の売上を含みません。

ポロロの人気を正確に評価するには、映画だけでなく、複数の指標を見る必要があります。

日本でもポロロは見られる?韓国との違いは?

ポロロは日本でも日本語版が展開されています。

例えば、劇場版『ポロロ レーシングアドベンチャー』は、日本語吹き替え版が制作され、2023年3月3日から動画配信サービスなどで順次配信されました。[出典6]

また、『ポロロ 雪の妖精村大冒険』にも日本語吹き替え版があり、公式サイトで配信が案内されています。[出典7]

日本語版では山之内すずが声優を担当

『ポロロ レーシングアドベンチャー』の日本語版では、山之内すずさんがポロロ役の声優を担当しました。

『ポロロ 雪の妖精村大冒険』でも、引き続きポロロ役を演じています。[出典6・7]

日本でも、韓国の人気アニメを楽しめる機会が作られているのです。

韓国と日本では街中での接点が違う?

玄ちゃんがソウルで撮影した写真を見ると、韓国ではポロロが地下鉄駅、店舗、商業施設など、さまざまな場所に登場していました。

日本でも日本語版の映画が配信されていますが、今回の調査では、日本の街中でポロロがどの程度普及しているかを示す全国的な統計は確認できませんでした。

したがって、「日本では人気がない」と断定することはできません。

ただし、少なくとも玄ちゃんがソウルで観察した範囲では、ポロロが日常生活の中に登場する場面が複数ありました。

これは、日本語版の存在を知るだけでは分からない、韓国でのポロロの存在感を伝える実例だと考えています。

まとめ:ソウルの街で実感したポロロの存在感

ポロロは、2003年に韓国のEBSで放送を開始し、2023年には20周年を迎えた国民的アニメキャラクターです。

「子どもたちの大統領」という愛称を持ち、テレビアニメだけでなく、映画、商品、子ども向け施設など、幅広い分野で展開されてきました。

玄ちゃんがソウルとその周辺で撮影した写真にも、明洞駅、ポロロ時計塔、ダイソー、コンビニ、スーパー、オコン本社、旧ポロロパーク、旧Pラウンジなど、さまざまな場所でポロロが登場しています。

これらは、キャラクターが日常生活のどのような場面に入り込んでいたのかを知るうえでは、貴重な現地観察の記録だと考えています。

さらに、KOFICのデータでは、2013年の劇場版が約93万人、2023年の作品が約39万人、2025年の作品が約43万人を動員していました。

テレビアニメの放送開始から20年以上を経ても、新しい劇場版が公開され、観客を集めていることが分かります。

玄ちゃんがソウルの街で感じたポロロの存在感は、単に「有名なアニメだから」という言葉だけでは説明しきれません。

地下鉄の駅で見かけるポロロ、スーパーの商品棚に並ぶポロロ、子ども向け施設で親しまれてきたポロロ。

そうした一つ一つの光景が、韓国で長く愛されてきたキャラクターの歴史を物語っているように感じます。

参考資料・情報源一覧

本記事は、以下の公式資料・公的データなどを参考に作成しています。(2026年10月17日時点)

公式情報・放送資料

映画興行・作品情報

日本語版・配信情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました