2026年10月10日、プロ野球クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ第1戦で、DeNAの度会隆輝選手が巨人のライデル・マルティネス投手から勝ち越しホームランを放ちました。
舞台は東京ドーム。1対1の同点で迎えた9回表、1死走者なしの場面でした。
度会選手はカウント3ボール・1ストライクから右中間へ本塁打を放ち、DeNAが2対1と勝ち越しました。そのまま試合は終了し、DeNAがCS初戦を制しています。[出典1]
ここで気になるのが、なぜ度会選手は、球界屈指の救援投手であるマルティネスからホームランを打てたのか、という疑問です。
実は度会選手は、2026年5月15日にもマルティネスと印象的な対戦をしています。
その時は14球にわたって粘り、最後は154km/hのストレートで見逃し三振に倒れました。[出典2]
今回の本塁打について確実に言えるのは、度会選手が3ボール・1ストライクという打者有利のカウントを作り、5球目を本塁打にしたことです。
さらに過去の対戦を振り返ると、マルティネスの速球に簡単には屈しない打席を経験していたことも分かります。
今回は、CS初戦の本塁打、過去の14球勝負、マルティネスの配球傾向を比較し、度会選手がなぜ打てたのかを検証します。
度会隆輝はなぜマルティネスからホームランを打てた?
まず、今回の本塁打で注目したいのは、度会選手が打者有利のカウントを作っていたことです。
10月10日のCS初戦、度会選手は9回表1死、カウント3ボール・1ストライクから右中間へ勝ち越し本塁打を放っています。[出典1]
3ボール・1ストライクという状況では、投手は四球を避けたい一方、打者に甘い球を投げることも避けなければなりません。
打者にとっては、比較的狙い球を絞りやすいカウントの一つです。
ただし、マルティネスのような投手は、打者有利のカウントでも強いストレートや変化球で勝負できます。
したがって、カウントが有利だったから本塁打になったと、単純に説明することはできません。
玄ちゃんは、今回の打席について、度会選手が四球も意識させるカウントを作ったうえで、打てる球を逃さなかったことが大きかったのではないかと考えています。
一方、本人がどの球を狙っていたのかについては、打席後の本人コメントを今回確認できていません。
そのため、狙い球を断定することは避けます。
CS9回の勝ち越し弾は何球目?球種と球速は?
10月10日のCS初戦で確認できた本塁打の状況は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試合 | 2026年10月10日 巨人対DeNA |
| 大会 | CSファーストステージ第1戦 |
| 球場 | 東京ドーム |
| イニング | 9回表 |
| アウト | 1死 |
| 走者 | なし |
| 投手 | ライデル・マルティネス |
| 打者 | 度会隆輝 |
| カウント | 3ボール・1ストライク |
| 本塁打にした球 | 5球目 |
| 打球方向 | 右中間 |
| 得点 | 1対1から2対1へ |
| 試合結果 | DeNAが2対1で勝利 |
[出典1]
本塁打になった球種と球速は?
今回確認できたDeNA球団公式の試合経過では、5球目が本塁打になったことは分かります。
ただし、打球を捉えた5球目の球種と球速については、今回の調査では信頼できる一球速報による確認ができませんでした。
そのため、ストレートだった、あるいは何km/hだったと断定することはできません。
この点は、スポーツナビなどの一球速報、または試合映像で追加確認する必要があります。
3ボール・1ストライクはなぜ重要?
3ボール・1ストライクというカウントでは、投手はボール球を投げると四球の危険が高まります。
そのため、打者がストライクゾーンに来る球を待ちやすくなる可能性があります。
もちろん、変化球をストライクにする選択肢もあります。
マルティネスがどのような意図で5球目を選んだのかは、捕手や投手の説明がなければ分かりません。
ただ、カウント形成が今回の本塁打を考えるうえで重要な要素だったことは間違いないでしょう。
14球粘った過去の打席は今回のホームランにつながった?
今回の記事で、玄ちゃんが最も注目したいのが2026年5月15日の対戦です。
この日、度会選手は巨人のマルティネス投手と14球にわたる勝負を繰り広げました。
最終的には見逃し三振でしたが、マルティネスの速球とスプリットに繰り返し対応しています。[出典2・3]
5月15日の14球勝負を振り返る
| 球数 | 球種 | 球速 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1球目 | ストレート | 153km/h | ボール |
| 2球目 | ストレート | 155km/h | 空振り |
| 3球目 | ストレート | 155km/h | ファウル |
| 4球目 | ストレート | 155km/h | ファウル |
| 5球目 | スプリット | 145km/h | ボール |
| 6球目 | ストレート | 155km/h | ファウル |
| 7球目 | ストレート | 152km/h | ファウル |
| 8球目 | スプリット | 143km/h | ファウル |
| 9球目 | ストレート | 154km/h | ファウル |
| 10球目 | ストレート | 153km/h | ファウル |
| 11球目 | スプリット | 145km/h | ファウル |
| 12球目 | スプリット | 143km/h | ボール |
| 13球目 | ストレート | 154km/h | ファウル |
| 14球目 | ストレート | 154km/h | 見逃し三振 |
[出典3]
この打席では、度会選手はマルティネスのストレートを何度もファウルにしています。
また、140km/h台のスプリットにも対応し、簡単には打ち取られませんでした。
14球勝負で何が分かった?
重要なのは、度会選手が単に14球粘ったということではありません。
150km/h台のストレートを何度もバットに当てていた点です。
もちろん、ファウルにできることと、強い打球を打てることは同じではありません。
しかし、速球に対してまったくタイミングが合っていない打者であれば、何度もファウルで粘ることは難しい場合があります。
この打席は、度会選手がマルティネスの速球に対応しようとしていたことを示す一例といえるでしょう。
5月の経験が10月に生きた可能性
5月15日の度会選手は、最後に154km/hのストレートを見逃して三振しています。
一方、10月10日のCSでは、5球目を本塁打にしました。[出典1・2]
| 比較項目 | 5月15日 | 10月10日 |
|---|---|---|
| 対戦投手 | マルティネス | マルティネス |
| 試合の場面 | 9回 | 9回 |
| 打席の球数 | 14球 | 5球 |
| 最終カウント | 3ボール・2ストライク | 3ボール・1ストライク |
| 結果 | 見逃し三振 | 勝ち越し本塁打 |
| 決着球の球種 | ストレート | 今回の調査では未確認 |
| 決着球の球速 | 154km/h | 今回の調査では未確認 |
[出典1・2・3]
玄ちゃんは、ここに興味深い変化を感じます。
5月は追い込まれながら粘り続けたのに対し、10月は打者有利のカウントから比較的早い球数で決着をつけています。
ただし、5月の14球勝負が10月の本塁打に直接つながったという本人の証言は、今回確認できませんでした。
したがって、過去の対戦経験が今回の成功に影響した可能性はありますが、事実として断定することはできません。
マルティネスの配球は失敗だった?大城卓三との判断を考察
本塁打を打たれた投手については、配球が悪かったのではないかという疑問も生まれます。
しかし、結果が本塁打だったという理由だけで、マルティネスと捕手・大城卓三選手の配球が失敗だったと断定することはできません。
3ボール・1ストライクでの配球は難しい
このカウントでは、投手は四球を避けたい状況です。
しかし、ストライクを取りにいった球を打者に狙われる危険もあります。
マルティネスには速いストレートだけでなく、スプリットなどの変化球もあります。
2026年の投球データでは、ストレートの平均球速が153.7km/h、スプリットの平均球速が145.1km/hとされています。[出典4]
いずれも簡単に打てる球ではありません。
今回の5球目については、球種、球速、コースを十分に確認できていないため、配球の良し悪しを技術的に評価する材料が不足しています。
捕手の要求と実際の投球は同じとは限らない
配球を検証する際には、捕手がどの球を要求したのかと、投手が実際にどこへ投げたのかを分ける必要があります。
捕手が低めを要求していても、球が高く入ることはあります。
また、狙ったコースに投げられていても、打者が優れたスイングをすれば本塁打になることがあります。
今回の本塁打について、大城選手の要求した球種やコースを確認できる映像資料は、今回の調査では十分に確認できませんでした。
そのため、捕手のリードが原因だったと決めつけることは適切ではありません。
度会隆輝はストレートに強い?2026年の打撃を検証
度会選手がマルティネスから本塁打を打てた理由を考えるうえで、速球への対応力は重要なテーマです。
150km/h台の速球に対応した実績
5月15日の14球勝負では、度会選手は152〜155km/hのストレートを繰り返しファウルにしています。[出典3]
これは、速球をバットに当てる能力を示す具体的な場面です。
ただし、ファウルを重ねたことだけで、150km/h台のストレートに強い打者だと断定することはできません。
速球に対する打率、長打率、空振り率などを総合的に見る必要があります。
2026年の球種別成績は?
今回の調査では、度会選手の2026年シーズン全体について、球種別打率や球速帯別打率を十分に検証できる公式集計を確認できませんでした。
そのため、ストレート打率が何割だった、150km/h以上の球を何本打った、といった数字は掲載しません。
一方、個別の打席記録からは、マルティネスの速球に対して粘った経験があったことを確認できます。
玄ちゃんは、今回の本塁打を「度会は速球に強いから打てた」と一言で片づけるより、過去の対戦経験と今回のカウント形成を組み合わせて考える方が、より正確だと思います。
度会隆輝とマルティネスの過去の対戦成績は?
2026年のレギュラーシーズンにおける度会選手のマルティネス投手との対戦成績は、民間の野球データサイトで3打数0安打と記録されています。[出典5]
また、2025年は4打数0安打とされています。[出典6]
| 年度 | 対戦打数 | 安打 | 打率 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 4 | 0 | .000 |
| 2026年レギュラーシーズン | 3 | 0 | .000 |
| 合計 | 7 | 0 | .000 |
[出典5・6]
この数字だけを見ると、CS初戦の本塁打は意外な結果だったといえます。
ただし、7打数という少ない対戦数で、打者と投手の相性を確定的に判断することはできません。
また、2026年10月10日のCS本塁打はレギュラーシーズンの成績とは別の記録です。
玄ちゃんは、過去の無安打という数字と、5月の14球勝負の内容を並べることで、度会選手の対戦経験をより立体的に理解できると考えています。
マルティネスの球威や制球に問題はあった?
本塁打を打たれたからといって、マルティネスの球威が落ちていたと断定することはできません。
2026年の投球データでは、マルティネスのストレートは平均153.7km/h、最速159km/hを記録しています。[出典4]
しかし、これはシーズンのデータであり、CS初戦の5球目の球速を示すものではありません。
今回の本塁打について、球威の低下や制球ミスがあったかどうかを判断するには、試合当日の投球映像や球速、コースの確認が必要です。
また、マルティネスは9回に勝又温史選手を左飛、度会選手に本塁打を許した後、牧秀悟選手を三振、筒香嘉智選手を遊ゴロに打ち取っています。[出典1]
つまり、度会選手に本塁打を打たれたことだけで、投球全体が崩れていたと評価するのは適切ではありません。
玄ちゃんは、投手側の不調を決めつけるより、度会選手が一度の好機を生かした打撃として評価する方が、現時点では妥当だと考えています。
度会隆輝の勝ち越し弾がCS第1戦に与えた影響
今回の本塁打は、試合の結果を直接左右する一打になりました。
1対1の均衡を破る一発
試合は1回表、牧秀悟選手のソロ本塁打でDeNAが先制しました。
しかし、巨人も1回裏に追いつき、その後は両チームとも得点できない展開が続きました。[出典1]
9回表、巨人はマルティネスを投入しました。
そのマルティネスから度会選手が勝ち越し本塁打を放ち、DeNAが2対1とリードします。
9回裏はレイノルズ投手が登板し、先頭打者に二塁打を許したものの、後続を抑えて試合を締めました。[出典1]
CSの初戦を取る意味
CSファーストステージは短期決戦です。
そのため、初戦の勝敗はシリーズの流れを考えるうえで重要になります。
今回、DeNAは敵地の東京ドームで初戦を制しました。
度会選手の本塁打は、単に1点を追加しただけではなく、DeNAにシリーズ初戦の勝利をもたらす決勝点となったのです。
まとめ|度会隆輝のCS勝ち越し弾は14球勝負から何が変わった?
2026年10月10日のCS初戦で、DeNAの度会隆輝選手がライデル・マルティネス投手から放った勝ち越し本塁打を検証しました。
確認できた重要なポイントは次のとおりです。
- 度会選手は9回表1死、3ボール・1ストライクから5球目を右中間へ運んだ。
- 本塁打によってDeNAは1対1から2対1と勝ち越し、そのまま初戦に勝利した。
- 2026年5月15日には、マルティネス相手に14球粘った末に見逃し三振となっていた。
- 14球勝負では、150km/h台のストレートを何度もファウルにしていた。
- 2025年と2026年のレギュラーシーズンでは、マルティネスに対して計7打数0安打だった。
- 今回の本塁打の球種・球速は、調査時点では十分に確認できなかった。
- 配球ミスや球威の低下を、本塁打という結果だけで断定することはできない。
玄ちゃんは、今回の一打について、5月の14球勝負と比較することで、単なる劇的な本塁打以上の面白さが見えてくると感じます。
5月はマルティネスの速球とスプリットに食らいつきながらも、最後は打ち取られました。
それから約5か月後、CSという大舞台では、打者有利のカウントから5球目を仕留めています。
過去の経験が今回の本塁打に直接つながったとは証明できません。
それでも、同じ投手に対して粘った経験と、今回の一打を比較することには意味があります。
今回の勝ち越し弾は、度会選手がマルティネスという難敵を相手に、重要な場面で打てる球を逃さなかった一打だったと考えられます。
参考資料・情報源一覧
本記事は、以下の公式記録・報道・投球データを参考に作成しています。(2026年10月10日時点)
公式情報
報道・投球データ



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